「火垂るの墓」など数々の名作残し…高畑勲さんお別れの会で宮崎駿監督も涙
「火垂るの墓」「平成狸合戦ぽんぽこ」「おもひでぽろぽろ」など数々の名作を残したアニメーション映画監督の高畑勲さんが死去しました。お別れの会では盟友・宮崎駿監督ら、多くの人悲しみに暮れました。
公開日:2018.5.15
日本テレビでは「番組として、心からの哀悼の思いと、感謝の気持ちを込めて、監督が第二次世界大戦当時の神戸を舞台に、懸命に生きようとした兄妹のいのちを描いた『火垂るの墓』をお届けいたします」とコメントしている。
高畑勲監督「火垂るの墓」を日本テレビ系で追悼放送 13日に
「火垂るの墓」などで知られる世界的なアニメ映画監督の高畑勲さんが肺がんのため5日、82歳で亡くなったことを受けて6日、お笑い芸人の西川のりおが所属事務所を通じコメントを発表した。
西川のりおが高畑さん悼む 「じゃりン子チエ」テツで「当たり役くださった」
のりおは高畑さんが監督を務めたMBSのアニメ「じゃりン子チエ」(1981~83年)で、主人公・竹本チエの父・竹本テツの声を演じた。
西川のりおが高畑さん悼む 「じゃりン子チエ」テツで「当たり役くださった」
「高畑監督は私のライフワークを作った方でした。いまだに周りの方々から『じゃりン子チエ』の『テツ』と言われます。本当に漫才以外の西川のりおを作った方で、私の人生ナンバーワンの当たり役で、いまだに皆に語り継がれるものを作った方です」
西川のりおが高畑さん悼む 「じゃりン子チエ」テツで「当たり役くださった」
「高畑監督は、実際にはニコッと笑いながらやさしくて、厳しい人でした。高畑監督と言えばさまざまな作品を生み出した方ですが、私にとっては『じゃりン子チエ』の『テツ』を作った方です。人生ナンバーワンの当たり役をくださってありがとうございます。お悔やみ申し上げます」
西川のりおが高畑さん悼む 「じゃりン子チエ」テツで「当たり役くださった」
高畑作品「おもひでぽろぽろ」(1991年)でヒロインの少女時代を演じた声優の本名陽子が6日、公式ブログで「右も左もわからなかったわたしに優しく声をかけてくださった」などと、高畑さんの“おもひで”を振り返っている。
「おもひでぽろぽろ」の本名陽子、高畑勲監督の死に「込み上げてきて、ダメです」
「わたしと高畑勲さんとの出会いは、『おもひでぽろぽろ』でした。中学1年だったわたしが、正式に声のお仕事を始めるきっかけとなった作品です。右も左もわからなかったわたしに優しく声をかけてくださったのを今も覚えています。しかしいざ収録となると、なかなか厳しいのです。容赦ない。その感じがわたしは大好きでした」
「おもひでぽろぽろ」の本名陽子、高畑勲監督の死に「込み上げてきて、ダメです」
「わたしは、高畑さんの作品の、女性の描き方が特に好きでした。The Roseの訳詞『愛は花、君はその種子』が好きでした。もっともっと学びたかった。いろいろお聞きしたかった。心よりご冥福をお祈りいたします」
「おもひでぽろぽろ」の本名陽子、高畑勲監督の死に「込み上げてきて、ダメです」