「℃-ute」12年の活動に終止符…走り抜けた4385日

ハロー!プロジェクトの女性5人組アイドルグループ「℃-ute」が12年の活動を終え解散しました。デビュー時は平均12・7歳だったグループのメンバーもすっかり大人に。その軌跡を振り返ります。

公開日:2017.6.13

映画「ゾンビデオ」の舞台あいさつを行った左から鳥居みゆき、℃―uteの矢島舞美と中島早貴=2011年11月16日

 同期が華々しく活躍する中で、ショッピングモールなどを巡ってイベントをこなす日々。「画用紙に自分の名前を書いて自己紹介したり…。早くデビューしたいな、悔しいなって思ったこともあるけど、あの下積みがあって良かったと思います」と鈴木。夢を持ちながら、我慢を重ねた。
 その我慢は、すぐ花開いた。07年2月に「桜チラリ」でメジャーデビューすると、いきなりオリコンチャートで5位を獲得。そして年末、同曲で日本レコード大賞最優秀新人賞に輝く。「その時まだ私たち(労働基準法の問題で年齢的に)テレビに出られなかったんですよ。楽屋のテレビで見てて、受賞した瞬間に腰が抜けて、皆で倒れ込んで、訳分かんないぐらい泣いて…」(中島)、「まさか、でしたね。結構鮮明に覚えてます」(鈴木)。

デイリースポーツに来社した中島早貴、鈴木愛理 (C)神戸新聞社

 順調にトップアイドルへ上り詰めるはずだった8人だが、新たに苦難が訪れる。09年、有原栞菜(17)が、外反母趾(ぼし)が悪化し休業、脱退。さらに梅田えりか(19)もモデルを目指し卒業した。06年には村上愛(18)が脱退しており、初期メンバーから3人を失った。
 メンバーの補充はなく、現在は5人。その分、結束は固い。「もちろん、みんな大事なメンバーだったし、3人が残してくれたことを、私たちが背負って、いいものを作り上げたい。抜けた時は心配もあったけど、ほかのメンバーがいたので支え合えた」と鈴木。8人分の思いを持って活動している。
 デビュー前からさまざまな壁を乗り越えて来た5人。その先に待っていたのは、日韓入り乱れた“アイドル戦国時代”だった。鈴木は「そうなんですよ、もう…。でも、前よりももっと気合が入って、いろんなことに挑戦しなきゃって。それぞれが個性を伸ばして、できることをやっていきたい」と笑顔で話した。

「ジャパンガールズミーティング」にモデルとして出演した℃ーuteの(左から)中島早貴、萩原舞=2011年5月21日

 意識するライバルは多い。同じ「ハロプロ」内はもちろん、鈴木は「AKB48ですかね…。意識っていうか、でもみんなかわいいって思っちゃうんですよね…」。中島は「『KARA』とか、韓国はクオリティーが高すぎて…。圧倒されました。今は『KARA』みたいになりたいです。同じダンスグループだし、尊敬する部分がたくさんある」と目を輝かせながら話した。
 厳しい状況でも、多くの壁を乗り越えた経験が彼女たちを前向きにさせる。「私たちだからできることを見つけていきたい」と鈴木。中島は「トークを頑張りたい。歌って踊ってしゃべれる、っていうふうに思われたいです」と力を込めた。

知ってました?9月10日は「℃―uteの日」なんです!

2013年6月30ひデイリースポーツ紙面

【2013年6月30日デイリースポーツ紙面より】 女性5人組アイドル、℃―uteが29日、パシフィコ横浜で全国ツアーの最終公演を行い、9月10日が「℃―uteの日」に公式認定されたことを発表した。ライブ前に日本記念日評議会の職員から認定盾をもらい大喜び。ステージでファン4000人に「きょうもらった“お宝”です」と紹介した。9月10日は「下水道の日」にも制定されており、萩原舞(17)は「下水道の日より目立つかもよ」と笑わせた。
 9月10日には悲願の日本武道館公演を開催するが、同月9日に同所で追加公演を行うことも発表。ライブでは7月10日発売の新曲「悲しき雨降り」など24曲を披露した。

熱唱する℃-ute=2013年6月29日

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