堂本光一「SHOCK」念願の関西凱旋

 KinKi Kidsの堂本光一(34)が25日、大阪市内で主演ミュージカル「Endless SHOCK」(9月2日初日 梅田芸術劇場メインホール)の製作発表を行った。2000年に東京・帝国劇場でスタートした「SHOCK」が大阪に上陸するのは初めて。初演時からのファンのラブコール、兵庫県芦屋市出身の堂本の思いが、13年かかって実現した。堂本は「帝劇まで来るのが大変だった大阪の方に見てもらえるのを、楽しみにしている」と故郷・関西に“凱旋”する喜びを語った。

 関西出身の光一の念願がかなった。

 「SHOCK」は2000年から東京・帝国劇場で演じられてきたが、地方から観客が殺到するため、毎回チケットの入手が困難だった。このため光一は「できるなら地方でもやりたい。大阪でもやりたい。待ってくれている人がいる場所に出掛けて行きたい」とことあるごとに話してきた。

 初演時から大阪公演のプランはあった。関係者も何度か梅田芸術劇場での上演を検討したが、「SHOCK」の特殊な舞台装置を使うことが難しいと断念された。だが昨年、福岡・博多座が劇場を改装し、「‐SHOCK」を招へい。初めての地方公演が成功し、大阪での上演も可能になった。

 梅田芸術劇場は今回のために、「トラスという、約8トンある宙づりを支える金属製のセットを天井に設置する工事を行う」(関係者)など、劇場を数千万円かけて改造。24日に同劇場を視察した堂本は「フライングをする天井の高さは梅田(芸術劇場)が一番高いですね。エネルギーを感じる劇場」と手応えを感じたようで、「上演のための工事が多々あると聞いています。『なんでも協力します』とおっしゃっていただいて」と自分のために劇場を改造してくれたことに感謝した。

 故郷・関西への凱旋。光一は「2月から4月にかけて帝劇、博多座とやってきた自信をもって大阪に臨めれば」と瞳を輝かせ、「毎年ブラッシュアップして、いいものにしていこうという思いで続けています」とこれまでで最も進化した「‐SHOCK」を見せることを約束していた。

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