トランプ大統領の妻の映画 世界的アーティストの遺産管理団体が楽曲使用を拒否「決して望まないだろう」

 ミュージシャンのプリンスの遺産管理団体(エステート)が、メラニア・トランプ氏を題材としたドキュメンタリー映画への楽曲使用を拒否した。

 メラニア氏の元顧問のマーク・ベックマンがプロデュースし、ブレット・ラトナーが監督を務めた同作はドナルド・トランプ大統領の2度目の就任式に至るまでの数週間、ファーストレディとしてのメラニア氏を追った作品だ。ベックマンによれば、当初はプリンスの代表曲「リトル・レッド・コルベット」の使用許可を得ていたが、最終的に遺産管理団体の弁護士が介入し、使用権を却下したという。弁護士側は「プリンスは自身の曲がトランプ氏と関連付けられることを決して望まないだろう」と主張。これに対し、ベックマンは「これはメラニアの映画であり、政治的な作品ではない。まったく馬鹿げた話だ」とバラエティ誌のインタビューで反論している。

 拒絶の動きはプリンス側だけにとどまらない。ロックバンドのガンズ・アンド・ローゼズや歌手のグレース・ジョーンズも、トランプ氏という存在を理由に楽曲提供を断っていた。ガンズについてはメンバー間で意見が分かれ、最終的に全員の承認が得られず断念。グレース・ジョーンズについても、映画の非政治的な内容にかかわらず「政治的なハードル」を越えられなかったという。ベックマンは「人々が政治を優先しすぎるのは非常に残念だ」と落胆を隠さない。

 逆に意外なアーティストたちが匿名を条件に楽曲使用を快諾したケースもあった。ベックマンは「絶対に承諾しないだろうと思っていたアーティストが即座に飛びついてくれた」と明かす一方、アーティスト名については公表を拒否した。その理由はそのアーティストらのファン層がリベラルで進歩的であるため、「ファンを失うことを恐れている」からだそうで、「彼らも生計を立て、家族を養っている。その立場を尊重し、名前は伏せておく」とベックマンは続けた

 また、ロックバンド・レディオヘッドのジョニー・グリーンウッドは自身が音楽を手がけた映画「ファントム・スレッド」の楽曲がメラニア氏の映画に使用されたことに対し、ポール・トーマス・アンダーソン監督との共同声明で不快感を表明した。ジョニー側は「ユニバーサル(権利元)が事前に相談しなかったことは作曲家契約に違反している」と主張。これに対し、レディオヘッドの大ファンであるベックマンは「彼らが公に距離を置こうとしたことは、我々が生きている不幸な時代の一面を反映している」と述べつつ、正当な対価を支払ってライセンスを取得したことを強調した。

(BANG Media International/よろず~ニュース)

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