亡くなった名歌手にトラブル発生 遺産管理団体がコカ・コーラ社提訴 CMに無断で声を使用か

 シンガーソングライターのジョニー・キャッシュさんの遺産管理団体が、コカ・コーラ社を提訴した。同社の最近の広告で、ジョニーさんの声を不当に模倣したとして25日、ナッシュビルで訴状が提出された。アーティストの声などを無断で使用することを禁じるエルヴィス法の下での初の大きなケースとなったことでも注目を集めている。

 ジョニーさんの団体側は、同社が8月から大学アメリカンフットボールの試合中継中に放送しているCMに登場する、トリビュート歌手ショーン・バーカーによる歌が、ジョニーさんに「酷似している」としている。

 団体側はこれまで、ジョニーさんの音楽の利用許可を一部広告に出してきているが、コカ・コーラ社は正規の手続きを怠ったとされている。

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