韓国アイドルグループの「ペンライト盗作論争」に現地芸能協会が声明文発表
韓国の10人組ボーイズグループ・THE BOYZと、元NMB48のイ・シヨンが所属する4人組ガールズバンド・QWER(キューダブリューイーアール)のペンライトデザインが類似しているという論争が、事務所間による法廷争いの様相を見せる中、韓国芸能制作者協会(大衆文化遺産の保存・継承・研究開発・韓国音楽の世界進出などを目的に設立された社団法人)が声明を発表したと29日、現地メディアのSTARニュースなどが報じた。
記事によると、同協会は公式声明文を通して「K-POP産業の創造性、アイデンティティー、そして持続可能な成長の基盤は、アーティスト、ファンクラブ、企業、そして文化産業全体がともにつくり出す知的財産権の尊重と相互信頼にある」と述べたと伝えた。
続けて「両所属事務所の意見が対立しているが、法的問題に対する厳正な判断および、客観的事実関係の究明、業界慣行やデザインの公共性の範囲、そしてファンクラブのアイデンティティーの社会的重要性を均衡的に考慮すべき時点」とし「もし、それぞれの立場が法的にのみ対立する場合、K-POP全体の創造力低下、ファン文化の排他性と孤立性の深化、ひいては国内外市場における信頼度低下など、深刻なリスクを背負うことになるだろう」とした。
その上で「K-POP産業が直面した今回の論争は、単なる一つのアイテムデザインに起因する対立ではなく、未来の韓流生態系の持続可能性、グローバル市場における競争力、そしてK-POPファンクラブ文化の健全性までが議論される、重大な問題であることを強調し、協会は産業全体が一致団結して問題解決に取り組むよう、けん引役としての役割を忠実に果たす」と宣言したという。
QWERの公式拡声器型ペンライトについてTHE BOYZのファンが「模倣したのではないか」と指摘し、QWER側を強く批判。QWERの所属事務所本社前で、デザイン盗作論争に関するトラックデモなどを実施していた。
