スター俳優 16歳の息子が俳優デビューに「厳しい現実が待っている」

 俳優のジェイソン・モモアは、16歳の息子ナコア=ウルフ・モモアが映画「デューン 砂の惑星 PART3」で俳優デビューを果たすことについて、「厳しい現実が待っている」と語った。ナコア=ウルフは、ティモシー・シャラメ演じるポール・アトレイデスの息子レト2世役を演じる予定で、撮影開始を前に父としての複雑な心境を明かしている。

 ジェイソンは米番組「エクストラ」に対し、「彼は初めて労働の世界に入る。自分の力で勝ち取った役だ」と語り、あえて息子を助けなかったことを強調。「子どもには自分より優れていてほしい。実際、彼はそうだと思う。僕が16歳の頃にドゥニ・ヴィルヌーヴ監督と対等に話すなんて無理だった」と、父としての誇りを滲ませた。

 ナコア=ウルフは、映画「アクアマン」シリーズなどで知られるとは異なる道を歩み始めており、双子の妹ガニマ役には「サイロ」のアイダ・ブルックがキャスティングされている。

 ジェイソンはさらに、「彼はとても自信に満ちている。僕たちは子どもたちを愛し、自己肯定感を持てるように育ててきた。それが彼の姿そのものだ」と語り、家族としての育て方にも言及した。

 コメントからは、スター俳優としての立場ではなく、父親としての率直な感情が伝わってくる。華やかな映画界に足を踏み入れる息子に対し、モモアは厳しさと誇りの両面を持って見守っているようだ。

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