俳優のトム・ハンクスが自身が共同脚本を手掛けたオフブロードウェイの舞台で主演を務める。トムにとって、トニー賞にノミネートされた２０１３年のブロードウェイデビュー作『ラッキー・ガイ』以来の舞台となる『ディス・ワールド・オブ・トゥモロー』はニューヨークの５５０席の劇場ザ・シェッドで今年１０月３０日から１２月２１日まで８週間に渡り上演予定だ。

　未来の孤独な科学者が１９３９年にクイーンズ区で開催されたニューヨーク万国博覧会で愛を見つけるためにタイプスリップするという内容の同作、１０人から１２人ほどのキャストで複数の役を演じる俳優もいるという。

　トムはこう声明を発表している。「愛と憧れ、過去という永遠の記憶を抱えながらの今日の葛藤というテーマをザ・シェッドのような場所で探求することは、万国博覧会とそう違わない唯一無二の体験になるだろう」

　昨年から同劇場とこの舞台に取り組んできたトムはジェームズ・グロスマンと脚本を共同執筆、ケニー・レオンが演出を担当する。

　同作のチケットは７月１５日から同劇場の会員優先で、同月２４日から一般発売予定だ。