人気歌手の自宅 性的人身売買の疑いで家宅捜索 息子は手錠掛けられる

 人気シンガーでプロデューサーとしての顔も持つディディ(54)のロサンゼルスとマイアミにある自宅が、性的人身売買の調査の一環で家宅捜索を受けた。現在セクハラやレイプに関する多くの訴訟に直面しているディディ、25日の現地時間午後に、国土安全保障省の職員らがディディの自宅で捜索を進める様子を収めた動画がFox11やTMZによって伝えられている。

 ちなみにディディ(本名ショーン・コムズ)自身が調査対象だったのかは不明で、息子のジャスティン、キング・コムズとされる男性2人がロサンゼルスのホーンビー・ヒルズの自宅で手錠をかけられる事態となった。

 国土安全保障省のホームランド・セキュリティ・インべスティゲーションズ(HSI)のスポークスパーソンがTMZに「今朝、HSIニューヨークが、HSIロサンゼルス、HISマイアミ、地元の法執行パートナー協力のもと、調査の一環で法執行措置を実行しました。新しい情報が入り次第お伝えする予定です」と声明を発表している。

 最近、暴行や人身売買に関する訴訟が増えているディディだが、本人は全ての容疑を否定している。

 先月には以前ディディの元で働いていたロドニー・”リル・ロッド”・ジョーンズが、昨年のアルバム『ザ・ラヴ・アルバム:オフ・ザ・グリッド』の制作中にディディからセクハラ行為を受けたとして訴訟を起こしていた。2022年9月から昨年11月まで繰り返し虐待されていたと主張するリル・ロッドは、ディディからセックスワーカーとの不適切な行為を見せるよう強要されたり、薬を飲まされた後目が覚めると、同じベッドにディディがいたと話していた。

 一方ディディの弁護士ショーン・ホリー氏は「リル・ロッドはクライアントに臆面もなく3000万ドル(約45.4億円)の訴訟を起こした嘘つき以外の何者でもない」と主張していた。

 他にも昨年11月には元恋人のキャシー(本名カサンドラ・ヴェントゥーラ)がディディからレイプと虐待を受けたとして訴訟を起こすも、同月に法廷外で解決となっている。

 キャシーの弁護士ダグラス・ウィグドー氏は今回ディディが家宅捜索を受けたことを知り、ページ・シックスに「法律に違反した人々の取り締まりをする法執行機関を私たちは常に支持します。これはコムズ自身が行った下劣な行為の責任を取る過程の始まりとなることを望みます」と話していた。

 キャシーは昨年の訴えの中で、男娼とのセックスを強要され、その行為をディディが座って見ていたとしていた。ちなみにディディは、同訴訟の決着後数週間して、別の女性たちから3件の訴訟を起こされており、そのうちの1つで、ある女性は、2003年17歳だった時にディディから集団レイプを受けたとしていた。

 ディディのスポークスパーソンはページ・シックスに対しこれらの訴えを否定、またそのいくつかは「捏造」で、「金銭目的以外の何物でもない」と非難していた。

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