アラ還の俳優 アクション映画への出演希望を笑われると危惧してた?

 米俳優のボブ・オデンカーク(58)は、アクション映画に出演したいと言ったら人から笑われてしまうだろうと思っていたそうだ。アクションスリラー映画『Mr.ノーバディ』の主演を務めたボブは、マネージャーや他のハリウッドの人々から却下されることを覚悟でそのアイディアを売り込んだのだという。

 「マネージャーに『僕はアクション映画ができると思う』と提案した時、彼が笑うだろうと思ってたけど、笑わなかった」「そこでマネージャーが試しにその話をハリウッドでしたら笑われてしまうだろうと僕は思っていた。でも人々は『それは、良い案だね』という反応だった」とボブは語る。

 スタント俳優ダニエル・バーンハードと共に映画の準備に2年間を費やした一方、マッチョな肉体作りは拒否したというボブは、ザ・ガーディアン紙のインタビューでこう話している。「スーパーヒーローのように見られたくなかった。スーパーヒーローの映画をやっている友人達がいるけど、みんな筋トレをしてて、上腕二頭筋が全ての世界だ」「だから僕は『自分で格闘シーンはやりたいけど、父親にも見えるようにしたい』と伝えたんだ」

 同作は、一見普通の家族ひとすじの男が武装した泥棒に家を襲われ、暴力に目覚める姿を描いており、それはボブ自身が家に泥棒に入られた経験から来ているのだという。「うちの家は2回泥棒に入られた。すごい被害だった」「他に何ができたのか? もっと何かやればよかった、という気持ちが強く残っている」「どの視点から振り返ってみても、人は、『あなたは正しいことをした。大事に至らなかったし、必要以上に危険に身を晒すことをしなかった』と言うだろう。でも、僕は他に何かできたんじゃないか、と思わずにはいられないんだ」

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