トム・ハンクス、マスク着用しない人々に「自分を恥じるべき」と怒り

 トム・ハンクス(63)が、マスク着用を拒否するアメリカ人に対し、怒りを露わにした。妻のリタ・ウィルソン(63)と共に3月に新型コロナウイルスに感染したトムは、隔離生活を経て全快を遂げたものの、今でも自らを守るためにソーシャルディスタンス、マスク着用、手洗いなどを続けているという。

 トムは、Apple TV+で配信される新作映画「グレイハウンド」の記者会見の中で、パンデミックの中、常識に従い皆自分が出来ることをやるべきだとして、こう話した。「明日を迎えるために僕たちが出来ることは、3つだけだ。マスク着用、ソーシャルディスタンス、手を洗う」「これらのことはとてもシンプルでとても簡単だ。このとても基本的な3つのことが出来ていない人は、自分を恥じるべきだね」「馬鹿なやつにならないで、ただ実行し、自分が出来ることをしてほしい。とても基本的なことだ。車を運転する時は、スピードを出し過ぎず、ウインカーを出して、歩行者に当てないようにする。全くの常識だ」

 また自身の感染経験に関しては、こう続けている。「新型肺炎においての(カナリアは有毒ガスに早く気づき、危険を教えてくれることから)炭鉱のカナリアだったね。僕たちは大丈夫だ」「非常に不快な症状が10日間続いた。命を脅かすものではなかったことは幸いだった。様子をみるために隔離生活に入ったんだ。熱が急上昇したり、肺に水がたまったりと、色々と他の症状が出ていたら、より専門的な治療が必要だっただろう。でも、そうはならなかった。僕たちは新型肺炎の模範的回復だったんだろうね。隔離は、他の人への感染を避ける目的もあった。今も同じで隔離生活を送り、ソーシャルディスタンスを守っている。世界中の人がそうするように言われているからね。だから、僕たちは大丈夫」

 健康を取り戻したトムだが、パンデミックの影響で仕事再開の時期については全く分からないそうだ。(BANG Media International/デイリースポーツ)

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