みんなが真似した!「007」悪役の帽子が驚きの鑑定額!

 「007 ゴールドフィンガー」に登場する悪役オッドジョブのシルクハットが、3万ポンド(約400万円)の高値をつけた。1964年公開の人気シリーズで日系人プロレスラー、故ハロルド坂田演じる悪役が被るこの帽子は縁が刃になっており、作中で見せ場を作り印象的なアイテムとなっていたが、今回BBCのお宝鑑定番組『アンティーク・ロードショー』に登場し注目を集めた。

 現在の所有者は、同作でショーン・コネリー演じるジェームズ・ボンドが運転するアストンマーチンのドライバーである義理の兄弟に与えられたものだと明かしている。そのドライバーは、同シリーズおなじみの撮影場所、パインウッド・スタジオから思い出にと縁の刃を除いたかたちで譲り受け、その後もオッドジョブを真似て帽子を投げ遊んでいたそうで「若者たちは全員オッドジョブの帽子を投げたいと思うのが普通でした。見ればわかりますが、たくさんの人が投げていたのでボロボロになっています。刃もなくなっていましたし、投げて着地するごとにダメージがありましたから」と所有者は明かしている。

 同アイテムは昨年の夏にウェールズ国立植物園にて「アンティーク・ロードショー」が収録された際、思い出の007グッズコレクションの一部として同番組に出品され、鑑定家のマーク・アラム氏は「興奮で震える」と話していた。

 そんな根強いファンのいる人気シリーズの最新作「007 ノー・タイム・トゥ・ダイ」は、新型コロナウイルスによるパンデミックのため公開が来年に再延期される可能性が高いようだ。もともとは今年の4月公開予定だったものが11月に延期となっていたが、映画館の再開に目途が立たず、また人々の安全も考慮した上で来年となるとの見方が報道されている。(BANG Media International/デイリースポーツ)

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