ディズニーCEO、マーベル作品を酷評の大物監督と会合予定!?

 ディズニーCEOのボブ・アイガー氏が、マーティン・スコセッシと会って話をするつもりだという。映画界の巨匠スコセッシ監督は今年に入ってから、マーベル作品は「映画ではない」と批判、また同作品群をテーマパークと比較して論争を呼んでいたが、アイガー氏はそれに終止符を打ちたいようだ。

 アイガー氏を今年のビジネスパーソン・オブ・ザ・イヤーに選出したタイム誌は同氏とスコセッシのスタッフにより両者が話をする機会が膳立てされていると報じている。アイガー氏は同誌のインタビューの中でこう話す。「マーティン・スコセッシが、芸術的リスクをとるビジネスをしたいのならば、それは彼の自由です。でも、だからと言って私達のものが芸術ではないとは言えません」

 『アイリッシュマン』のスコセッシは、さらにニューヨーク・タイムズ紙上でマーベル作品の批判を重ね、「映画を定義する要素の多くがマーベル映画に含まれているのは知っている。そこにないのは、新たな発見、ミステリー、もしくは感情的な危機だ。リスクがない。これらの映画は、ある一定の要求を満たすために作られており、限定された数のテーマのバリエーションとしてデザインされたものだ」と綴っていた。

 そしてアイガー氏は以前、これらの批判に対し「彼はマーベル作品を観たことがないと思います。マーベル映画を1本でも観た人は、真にああいった発言はできないはずです」と一蹴したものの、スコセッシを「素晴らしい監督」と表現、「彼には敬服しますよ。彼は素晴らしい映画を作ってきました。この議題に関しては、僕は討論するつもりですが。まずはじめに、マーベルは映画を作っています。これらの作品は映画です。そしてマーティン・スコセッシもそれを作っています。良い映画をね」と続けていた。(BANG Media International/デイリースポーツ)

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