「スター・ウォーズ」俳優、撮影初日にクビ覚悟

 アダム・ドライバー(36)は「スター・ウォーズ/フォースの覚醒」の撮影初日に共演者マックス・フォン・シドー(90)に怪我を負わせかけたため、「スター・ウォーズ」シリーズからクビになるのではないかと危惧したそうだ。

 2015年公開の同作からディズニーが手掛ける「スター・ウォーズ」シリーズに加わったアダムにとって、撮影初日の仕事はマックス演じるロー・サン・テッカーを攻撃するシーンだったという。

 同シリーズでカイロ・レン役を演じているアダムは、黒いマスクをかぶっていたため視界が悪く、当時85歳だったマックスが怪我をしたのではないかと心配したそうで、ローリング・ストーン誌にこう振り返っている。「僕が最初にしなければならなかったことは、マックス・フォン・シドーの役柄を殺すことだった。僕は手に長いライトセーバーを握っていて、扱いが難しかった。だけど、初日にマックス・フォン・シドーをただ殴るなんてことはしたくなかった。そうなると、僕にとっては映画の終わりってことになってただろうから」

 結局マックスは無傷だったが、アダムは「マックスを直撃することはなかった。でも本当にラッキーだったよ。僕は目隠し状態でライトセーバーを振りかざしていたようなものだったからね」と続けている。

 同作に続き、17年公開の「スター・ウォーズ/最後のジェダイ」、さらに12月20日に公開となる「スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け」でカイロ・レンを続投しているアダムだが、現行の3部作最後となる新作での役どころについてこう話している。「カイロ・レンは何かに進化していかなきゃいけない、甘やかされた金持ちの子供みたいなものだよ。自分自身を探す道のりの途中にいるんだ。自分が何者なのか見つけるためには比喩的な意味で、この場合は文字通り、父親を殺さなくてはいけないこともある。一人前になるために、いつかは自己主張する必要がある。でも結局のところ、自分が何者なのか本当にはわからないものだけどね」(BANG Media International/デイリースポーツ)

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