エルトン・ジョン、ティナ・ターナーとの口論を明かす「だから太って見えるんだわ」
エルトン・ジョン(72)は過去にティナ・ターナー(79)に罵倒されたことがあるそうだ。1997年に2人がジョイントツアーのためのリハーサルを行っている最中、ティナが自身の代表曲『プラウド・メアリー』のジョイントバージョンをエルトンとバンドが台無しにしていると言い出し、しまいにはエルトンが曲をきちんと演奏していないとダメ出しをしたことで喧嘩に至ったという。
デイリー・メール紙に記載された自伝『ミー:エルトン・ジョン』からの抜粋の中で、エルトンはこう振り返っている。「僕が『プラウド・メアリー』をきちんと演奏できるかどうかっていうことについての討論がかなりヒートアップし、結局僕がティナ・ターナーにそんな曲なんてクソくらえと言って、怒ってその場から出て行った」「これまでに何度も癇癪は起こしているが、限界ってものがある。ミュージシャンたるもの、他のミュージシャンをバカにするもんじゃないという暗黙のルールがある」
エルトンとティナがリハーサルを始める少し前には、2人は電話でツアーについて話し合ったそうだが、その時の会話についてこう続けた。
「ティナは僕のヘアスタイルをはじめ、僕のピアノの色、それに僕の服が嫌いだった」
「『あなたはヴェルサーチを着すぎ。だから太って見えるんだわ。アルマーニを着なさいよ』と言われた」
「かわいそうなジャンニ(ヴェルサーチ)がお墓の下で嘆いているのが聞こえたよ。ヴェルサーチとアルマーニがお互いに心から嫌い合っているってことにね。アルマーニはヴェルサーチが下品な服を作ると言っていたし、ジャンニはアルマーニは信じられないくらい退屈だと思っていたから」
「電話を切ってから涙があふれてきた。『ティナは僕の母親みたいなことを言ってきた』と(夫の)デヴィッドに泣きついた」
喧嘩の後、エルトンはティナに謝ると、ティナはエルトンに即興を入れすぎだったのだと言ってきたのだそうだ。結局、意見の相違のためツアーは実現しなかったものの、2人は仲直りしたという。(BANG Media International/デイリースポーツ)