ブラッド・ピット、酒に溺れた日々を振り返る「自分を傷つけるためにやっていたんだ」

 ブラッド・ピットは、飲酒の日々は自らを傷つけるものだったと考えているそうだ。アンジェリーナ・ジョリーと2016年に破局した後、一時酒に走っていたことを以前に明かしていたブラッドは、それが現実逃避の手段だったと振り返っている。

 『ジョー・ブラックをよろしく』で共演したアンソニー・ホプキンスとのインタビュー誌上での対談の中で、ブラッドは酒に溺れた日々に関して質問され「自分を傷つけるためにやっていたんだ。逃避だったね」と答えた。それが「必要だったのか」とアンソニーに聞かれると「そうだったところもある」と肩をすくめた。

 そしてアンソニーは自らの経験を振り返り「あれは贈り物だったよ。何年も前に僕もそれを隠していた。でも今は『なんてすばらしい恵みだったんだ。痛みを感じたからよかったんだ』って思うことがあるよ」「悪いこともしてきた。でもそれも意味があったと言える。振り返ってみると『え、僕はこんなに悪いことをしてたのか』ってなるほど変な感じだけどね」「そこで内なる声が言うんだ『終わったことだ。しょうがない。前進しろ』ってね」と語った。

 またブラッドは、後悔する部分はあるものの、過去の間違いに価値を見出せるようになってきたという。「まだ自分を責めてしまいがちだ。誇ることの出来ない過去の選択に対し、自分を真に許す意味で、僕を何らかの英知に導き、学ばせてくれた過去の間違いに価値を見出すべきだと分かってきたよ」「悪いことなしに良いことは起こらなかったということだ。今僕の人生において、そのことを受け入れようとしているところだ。でもどれも故意にそうしたわけではないけどね」

 一方ブラッドは、世間は過ちを犯した人々に厳しすぎると感じているそうで「人に対し非常に手厳しい時代に僕たちは生きていると思う。人をすぐ使い捨てするような」「僕たちは、間違うことを大切にしてきた。その次の行動、間違った後でどうするかが、その人を決めるんだ」「僕たちは皆間違いを犯す。でも次のステップはどうだろう?僕たちは、人がその次のステップを踏むまで待たない風潮がある。そのステップこそ、僕は元気づけられるし、面白いと思うんだけど」と続けている。(BANG Media International/デイリースポーツ)

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