人気俳優 ジャック・ニコルソンのおかげで「バットマン」出演
マイケル・キートンが1989年作「バットマン」にキャスティングされた理由は、ジョーカー役のジャック・ニコルソンと 同じくらいの知名度を持っていたからだそうだ。同作で製作総指揮を務めたマイケル・ウスランによると、ジャックの出演が決まるまでは、監督のティム・バートンと共にバットマン役には無名の役者を考えていたという。
ウスランはSFX誌にこう回想している。「ジャックの起用で、もはやバットマン役に無名な役者を使うことは出来ないとなってティムは考え直すことになったんだ。ニコルソンがスクリーンを一掃してしまうからね」「それでマイケル・キートンとなったわけだ。コミック本のスーパーヒーローたちをダークでシリアスな作風で描くという革新的かつ画期的なこの映画において最後のパズルピースだったね」「この映画が、コミック本やスーパーヒーローに対する認識ということにおいて、ハリウッドや世界を変えたんだ」
またウスランはキャスティングの過程について「10年以上かかったんだ。それは沢山の名前が議題に上がったよ」「だからと言って、特に誰かのことを真剣に考えていたわけじゃない」「彼らは多くの議論におけるネタだったんだ」「いくつかのケースで、起用の可能性や出演料などを検討したこともある。でも僕にとって、1980年5月以降、ジョーカーを演じることができる役者はジャック・ニコルソンだけだったんだ」と続けた。(BANG Media International/デイリースポーツ)