スティーヴィー・ニックスとジャネット・ジャクソン、ロックの殿堂入り

 スティーヴィー・ニックス(70)とジャネット・ジャクソン(52)がロックの殿堂入りを果たした。スティーヴィーは、フリートウッド・マックとして既に殿堂入りしていることから、今回で2度目の選出、女性アーティストとしては初となる。

 先週ニューヨークのバークレイズ・センターで開催された式典でスティーヴィーは、こう熱弁していた。「私にとってこれ(女性として初の2度目の選出)が何を意味するかを説明するのは簡単な事じゃないわ。私の前には誰も達成しなかったという事実がね。(2度の殿堂入りを)22人の男性が達成して、女性は0人だった。ようやく1人ね」「今私は『ねえ可能なのよ!』って気持ち。友達皆に言いたい。(3姉妹バンドの)ハイムの女の子たちにもね。『あなたたち団結する時よ。一人は一歩下がりつつ、バンドを解散しないこと。アルバムを出せば、(殿堂入り)できるから』って。20年もかかるってことよ。そしてこれが問題なの。私は1979年に(ソロ・ファースト・アルバムの)『麗しのベラドンナ』を始めた。その前にフリートウッド・マックに4年、いや3年半ぐらい在籍していたかしら。時代は違っても、この達成は大変だと思う。でも誰かが続いてくれると思う。私があの手この手を教えてあげるわ。インタビューも受けて何をすべきか話してあげる」

 一方のジャネットも女性の受賞者が増えるべきだとしてこうスピーチしていた。「父親の夢だったの。私が最高のパフォーマーになる事がね」「彼が私を励ましてくれた最初の人間だった。そして音楽は私が情熱を捧げるものとなったわ」「1997年に私の兄弟たち(ジャクソン5)が殿堂入りした時、私はとても誇りに感じたわ。彼らのリハーサルにいつも押しかけていたから。いつだって兄弟たちの傍にいたの」「私は自分の家族がポップカルチャーに多大な影響を与えているのを目の当たりにした。アメリカだけでなく世界中、地球上に対してね。家族の最年少だったし、私は自分の音楽を作る運命にあった。自分の足で立ち上がりたかったの。でも何百万年かかろうと彼らの業績にはかなわないわ」「ロックの殿堂。2020年にはもっと多くの女性を選んでください。どうもありがとう」

 ちなみに同式典でジャネットはジャネール・モネイ、スティーヴィーは友人でもあるハリー・スタイルズが紹介役を務めていた。殿堂入りはデビューアルバムから25年が経過していることが条件で、業界人とファンによる投票で決定する。今回ジャネット、スティーヴィー他、ザ・キュアー、レディオヘッド、デフ・レパード、ロキシー・ミュージック、ザ・ゾンビーズらが殿堂入りを果たしている。(BANG Media International)

関連ニュース

編集者のオススメ記事

海外スターバックナンバー最新ニュース

もっとみる

    主要ニュース

    ランキング(芸能)

    話題の写真ランキング

    デイリーおすすめアイテム

    写真

    リアルタイムランキング

    注目トピックス