『ザ・シンプソンズ』のマイケル・ジャクソン登場回が放送中止に

 ドキュメンタリー映画『リービング・ネバーランド』を発端とした幼児虐待騒動を受け、アニメ『ザ・シンプソンズ』のマイケル・ジャクソン登場回放送中止が決定した。1991年に初めて放送された『マイケルがやって来た!』のエピソードに登場していたマイケルだが、同新作映画の中で幼児虐待を行っていたと告発されていることを受け、『シンプソンズ』の製作総指揮を務めるジェームズ・L・ブルックスはそのエピソードを再放送のスケジュールから外すことを発表したかたちだ。

 ウォール・ストリート・ジャーナル紙に対してブルックスはこう話す。「選択肢は1つしかないように感じます。私は焚書といったものの反対派ですが、これは私たちの本ですので、その中の1章を取り除く権利を持っていると思います」

 今回放送中止が決定したエピソードでは、主人公のホーマーが精神科に送られたところ、自分がマイケル・ジャクソンだと思い込んでいるレオン・コンパウスキーと親しくなる様子が描かれていた。当初はジョン・ジェイ・スミスとして声の出演表記がされていたものの、後にマイケル本人が声を担当していたことが明らかになっていた。

 ダン・リードが監督を務めた『リービング・ネバーランド』は、マイケルによる性虐待の被害者を名乗る2人の男性ウェイド・ロブソンとジェイムズ・セーフチャックに焦点を当てたドキュメンタリーとなっている。過去にマイケルに対する児童虐待疑惑に関する裁判では、虐待されたことなどないと証言していた2人だが、今回の新作の中ではそれぞれ14歳と10歳まで被害に遭っていたと告白している。

 これを受け、マイケルの遺産管理団体側は2人の話が全くの虚偽であると反論している。(BANG Media International)

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