ジョニー・マー、ザ・スミスの元バンド仲間を非難

 ジョニー・マーがザ・スミス再結成の企画についてメンバーらへの怒りをあらわにした。ザ・スミスは今年、ジョニーとフロントマンのモリッシーを除いたメンバーでクラシカリー・スミスとして活動を再開することを一時発表していた。結局、ベースのアンディー・ルークが離脱したことをきっかけに話自体が流れるに至っていたが、ジョニーはそれがバンドの名声を利用した金銭目的であったと非難した。

 モジョ誌のインタビューの中でジョニーはこう話す。「まったくの茶番だよ。完全に金目当てだった」「バンドのレガシーが略奪されたんだ」「俺は相談もされなかった。それがすべてを物語ってるだろ」「昔の知人から盗みに遭った気分だった。俺たちが実際に一緒に活動してた時に彼らがあのバンドをやっていなかったことは救いだね。そうでなければ、俺たちはコンサートを1回でも一緒にすることができなかっただろうさ」

 一方で、モリッシーの問題発言が度々話題になることについてジョニーは先日、それがバンドとは無関係なことは明らかであるため、ザ・スミスの名を傷つけることにはならないとの見解を示していた。「俺より世間の方ががっかりしてるみたいだね」「俺とモリッシーはいつだって別の人間だった。それでいいんだ。歴史はどうせ変えられないんだから」「性的志向やライフスタイル、感受性、生まれや人種、何の理由であろうとも、ザ・スミスは社会からかけ離れ、権利をはく奪された存在を味方してきた」「ザ・スミスが嫌悪をテーマにしていなかったことは誰もが知ってる。それは変わらないよ」「ザ・スミスとしてでないそれ以外のことは関係ない。俺とはもう30年も無縁なことなんだし」

 ロンドンとマンチェスターでの公演が予定されていたクラシカリー・スミスは、一部とはいえザ・スミスのメンバーが31年ぶりに集結することで話題になっていた。(BANG Media International)

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