エマ・トンプソン、デイムの爵位を授与される

 エマ・トンプソン(59)が、エリザベス女王の公式誕生日にちなんだ叙勲で、大英帝国勲章2位であるデイム(DBE)の称号に授かった。アカデミー賞主演女優賞と脚色賞の両方を唯一受賞するなどイギリスを代表する女優の1人であるエマは、その輝かしいキャリアを評価された。

 エマはアカデミー賞主演女優賞を受賞した1992年の『ハワーズ・エンド』をはじめ、「ハリー・ポッター」シリーズ、『ラブ・アクチュアリー』、実写版『美女と野獣』などのヒット作に出演してきた他、人権や環境問題への取り組みも積極的に取り組み、「ピーター・ラビット」関連の本を2冊出版するなど多岐に渡る活動を行ってきた。

 今回の叙勲者リストにはその他にも、トム・ハーディとキーラ・ナイトレイが、それぞれ大英帝国勲章第3位のCBEと同4位のOBEで選ばれている。キーラは2016年に難民危機の啓蒙キャンペーン支援など、今までのチャリティ活動を認められた形だという。

 さらにロンドン生まれのミズ・ダイナマイトが音楽活動を認められ、同5位のMBEを、イギリスのブラックミュージックの賞であるMOBOアワードの創設者カンヤ・キングは音楽と文化分野への貢献を評価され、CBEをそれぞれ授与される。

 また、ノーベル文学賞を受賞したカズオ・イシグロにはナイトの爵位が贈られる。ちなみに、イシグロの著書『日の名残り』の映画版にはエマが出演していた。

(BANG Media International)

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