ジジ・ハディッド 、ヴォーグ誌の表紙に関し謝罪表明

 ジジ・ハディッド(23)が、自身が飾ったイタリア版ヴォーグ誌の表紙について謝罪の意を伝えている。その同誌5月号の表紙には、極度に肌を黒くし、まるで別人と見まがうほどのジジが写っており、世間からは「フォトショップでの加工にもほどがある」、「黒人に扮したメイク」など数々の批判が飛び交うこととなっていた。

 ジジは、その撮影後ブロンズの肌のままグレーのパーカーとサングラスに身を包んだパパラッチによる自分の写真をツイッターに掲載し、こう謝罪した。

 「これは4月3日にイタリアのヴォーグのカバー撮影が終わって帰宅する私の写真。撮影のセットでどれだけブロンズを塗っていたかわかると思うわ」「分かってもらいたいんだど、撮影の私が決められることとは、その1、クリエイティブな方向性においてはまったくないこと。その2、撮影場所を出た時点で完全になくなり、それからの写真に関しての所作も私がどうこうできる立場ではないこと」「ブロンズの肌やフォトショップ加工は(撮影を担当した)スティーブン・クラインが何年にも渡って続けてきたスタイルであって、今回の撮影でのねらいもそれ(クリエイティヴなやり方で自分を異化させる)だったと信じてる」「けど、そのヴォーグ・イタリアの意図は理解できでも、それが正しく表出されていたわけではないわ。出てきた批判も真っ当なものよ」「この表紙の加工、リタッチ、彩色で不快を覚えた人々に言いたい」「今回私の立場が違っていたら、異なったものが出来上がっていたと」「それでも私は謝罪をしたい。なぜなら私は決して今回の批判を風化させたり、人々が意見を言う機会を奪うつもりはないから。この件が他雑誌やチームの人々のこれからの規範となればいいと思う」「ファッション界では表現について深刻な問題がある。それらを認識して、コミュニケーションを通し、より多様性に満ちた業界を目指して動くことが私たちの責任なの」

 同誌の出版社コンデナストも今回の件について謝罪の声明を発表している。

 「これまでの歴史を通して、ヴォーグ・イタリアは契約した写真家たちの創造に関する観点を尊重し、奨励してきました」「スティーブン・クラインによる最新号の表紙のビジョンは、ブロンズ加工をスタイルに、ビーチウェアをテーマにした物語を創りあげることでした。その結果が読者の様々な論争を呼んでいることを承知しつつ、我々はこのことで起きたあらゆる無礼に対し心よりお詫び申し上げます」

(BANG Media International)

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