ショーン・ペンがDV?12億円訴訟!

 ショーン・ペンがリー・ダニエルズに対し1000万ドル(約12億円)の訴訟を起こしている。米人気ドラマ『Empire 成功の代償』の監督としてお馴染みのリーが同ドラマに出演しているテレンス・ハワードの離婚訴訟の際、元妻ミシェル・ゲントへの家庭内暴力に対して言及されたことを擁護するために、ショーンの名前を好ましくない形で使ったとして訴えているのだ。

 22日(火)にニューヨーク州の最高裁判所に提出された書類の中でショーンの弁護士であるマシュー・ローゼンガート氏は「ペン氏は有名人であるということにより、中傷的で下品かつ根拠のない攻撃の対象になることが数年続いています。しかしペン氏は他の市民と同じく自分自身を守る権利を持っており、自身やプロジェクトへの注目を求める人物による向こう見ずで悪意ある振る舞いを寛容に受け入れることはいたしません。そのことと先日のダニエルズ氏の中傷的な発言を受け、ペン氏は金銭的救済によってダニエルズ氏や他の人々の中傷的な行動を阻止しようとしているのです」と綴っている。

 1980年代に元妻マドンナに暴力を振るっていたという噂を懸命に否定していたショーンは今回、ダニエルズが先週ザ・ハリウッド・リポーターのインタビューに対し「テレンスがやったことはマーロン・ブランドやショーン・ペンがやったことと何も変わりないさ。なのに彼だけ突然悪者扱いさ。これぞまさにアメリカで現在起きている人種差別のサインだよ」と語ったことで訴訟を起こすことを決めたようだ。

 ショーンの弁護士ローゼンガード氏は、テレンスは元妻に対し暴力を振るったことを公に認めたものの、ショーンは逮捕されたこともなければマドンナを含む元妻たちに家庭内暴力で訴えられたことも一度もないと主張している。

 さらにローゼンガード氏はダニエルズの発言がエミー賞授賞式の前日に公になったものだったことから、ダニエルズが監督を務める『Empire 成功の代償』への間違った形での宣伝活動だったのではと考えているという。

 (BANG Media International)

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