ポール・マッカートニーが、ザ・ローリング・ストーンズはザ・ビートルズを真似してきただけだと主張している。ポールは、ストーンズが音楽業界でここまで成功を収めることができたのは、自身がベースを担当していたビートルズをコピーしたからに過ぎないと米ラジオ局に語っている。「本当のことさ。これまでの歴史を振り返ってごらんよ。ビートルズがアメリカ進出した翌年にはストーンズも同じことをしてるじゃないか」「僕たちはストーンズのシングル『彼氏になりたい』だって作曲してあげたし。僕らがサイケになったら、向こうもサイケになって、僕らが魔法使いの格好をしたら、向こうも同じような格好をしたじゃないか」

　そんな自分たちこそが先駆けだったとするビートルズは、メンバーのうちジョン・レノンとジョージ・ハリソンがすでに他界しているものの、以前ポールは存命のリンゴ・スターを含め全員で一緒にステージに戻ることができたら「素晴らしい」だろうと話していた。

　未だにバンドとして活動しているストーンズのことをうらやましく思うかと尋ねられると、ポールは「僕にとっては、悲しみってわけじゃないね。今ビートルズとして活動しているとしたら、やっぱりバンドとしてギグをするってのいうのはいい気分だろうね。ステージでプレイするのは素晴らしかったからね」「でも僕らは自分たちでバンド活動を終えることを決めたんだ。今となってはメンバーのうち２人が亡くなってしまったから、どう考えても再結成は不可能だけどね」「でも今でもバンドとしてプレイしているストーンズを見ると、何て言うかな、そりゃ複雑な気持ちはあるさ．．．とにかくここで言いたいことは、もしビートルズが今でも活動してるとしたら彼らにこう言いたいね。ストーンズのみんな、気をつけておけよ」と正直に答えている。

（ＢＡＮＧ　Ｍｅｄｉａ　Ｉｎｔｅｒｎａｔｉｏｎａｌ）