M・デイモン、M・ダグラスとの濡れ場苦労

 マット・デイモンはマイケル・ダグラスとのベッドシーンの撮影を控え、すっかり途方にくれてしまったそうだ。マットは2人の男性が絡むアダルト映画を見たことがなかったため、新作『恋するリベラーチェ』でどうしたらマイケルとあたかも本気のように濡れ場が演じられるか思いつかなかったのだという。マットは「マイケル・ダグラスと僕は(監督の)スティーブン・ソダーバーグがどうやってベッドシーンを撮影するつもりなのかってことがとても気になっていたんだ。だって脚本にはただ『スコットとリーがセックスする』としか書いてなかったんだよ」「だから2人で『メモ書きありがとう。でも実際僕たちはどうすればいいわけ?』って聞きに行ったんだ。結局はスティーブンがカメラをベッドの下に設置して撮影したから僕たちが部分的に見えるだけで、ポルノ画像みたいには全く見えない仕上がりになったんだ」と冗談交じりに話した。

 そんなマットはリベラーチェの恋人であったスコット・スーンソンを同映画で演じるに当たり、お尻を出すことには抵抗がなかったようで、『氷の微笑』でマイケルが見せた有名なセミヌードに対抗出来て嬉しかったそうだ。マイケルとベッドを共にするのはどんな気分だったかと尋ねられたマットは、「(『氷の微笑』の)シャロン・ストーンと(『危険な情事』の)グレン・クローズの気持ちがやっと分かったよ。『氷の微笑』でのマイケルのお尻は誰もが覚えているからね...」「今回は僕のが見れるわけさ。ちょっとボヤけてはいるけど、スクリーンのど真ん中っていう最高の位置で、ブラジリアン・タンの線まで見えるよ...そういう細部へのこだわりがキャリアに大きくかかわるのさ!」と話した。

 新作『エリジウム』の日本公開も9月20日に迫るマットは、一風変わった衣装やカツラのほかに『恋するリベラーチェ』の撮影で難しかったことは、命の危険があった咽頭がんを患ったマイケルがエイズに倒れた派手なピアニストのリベラーチェを演じる姿を目にすることだったという。マットはマダム・フィガロ誌に「マイケルがあの役を見事に演じきったのは、病とそれに打ち勝った人物の見識と深さ、そして距離感というものを得ていたからなんだよ」と話した。

(BANG Media International)

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