スティーブン・スピルバーグがブラッドリー・クーパー主演最新作『アメリカン・スナイパー』で監督を務めることになった。ワーナー・ブラザースとドリムワークスが共同プロデュースを手掛ける本作では、ジェイソン・ディーン・ホールが脚本を執筆している。本作はクリス・カイル、ジム・デフェリス、スコット・マクイーウェンの共著『ネイビー・シールズ　最強の狙撃手』の映画化となるもので、原作では著者のクリスがテキサスのロデオを乗り回すカウボーイからいかにアメリカ軍史上最多の殺傷数を誇る凄腕のネイビーシールズ隊員になったかが綴られている。

　ブラッドリー率いる映画製作会社マーチ１が昨年すでに本作の映画化権を取得していたが、原作者のクリスが今年の２月２日に米テキサス州イーラス郡の射撃場で銃弾を受けて死亡した事件を受けて、それ以降映画化が急ピッチで進められている。

　スピルバーグは当初、次回作としてＳＦ超大作『ロボポカリプス』を計画していたものの、製作予算が高騰しすぎたため製作が無期限の延期状態になっているため、今回『アメリカン・スナイパー』に着手した模様だ。（ＢＡＮＧ　Ｍｅｄｉａ　Ｉｎｔｅｒｎａｔｉｏｎａｌ）