ゼタ=ジョーンズらが授賞式で生声披露へ

 24日に迫った第85回アカデミー賞授賞式で、『レ・ミゼラブル』のキャスト陣とキャサリン・ゼタ=ジョーンズ、そしてジェニファー・ハドソンらがそれぞれ生の歌声を披露するようだ。今回のアカデミー賞では、ミュージカル映画へのトリビュート企画が用意されており、ヒュー・ジャックマン、アン・ハサウェイ、ラッセル・クロウ、エディ・レッドメイン、アーロン・トヴェイト、サマンサ・バークス、ヘレナ・ボナム=カーターら『レ・ミゼラブル』の豪華キャスト陣が生の歌声を披露するだけでなく、『シカゴ』でアカデミー助演女優賞を受賞したキャサリンと『ドリームガールズ』で見事アカデミー賞助演女優賞に輝いたジェニファーの2人もそれぞれ、オスカーを受賞した自身の役柄に扮して生パフォーマンスを披露するという。今回のミュージカル企画は、それぞれ今までのオスカーで大健闘した『レ・ミゼラブル』『シカゴ』『ドリームガールズ』の3作品を讃える趣旨になっていて、『レ・ミゼラブル』は今年のオスカーで合計8部門でノミネートされている他、『シカゴ』は2003年に12部門でノミネートされた内、作品賞とキャサリンの助演女優賞を含む6部門で受賞を果たしている。『ドリームガールズ』は2007年に8部門でノミネートを受け、ジェニファーが助演女優賞を手にしている。

 今年のアカデミー賞のテレビ放送でプロデューサーを務めるクレイグ・ゼイダンとニール・メロンは以前から、今回の授賞式では例年以上に音楽パフォーマンスの要素を取り込みたいと語っていた。クレイグはデッドライン誌に「今年はいつも以上にエンターテインメントの要素がたっぷり盛り込まれています。例年の普通なオスカーに比べたら尚更です。日曜にちょうど初めてオーケストラと一緒にレコーディング・スタジオでリハーサルを行ったばかりです。今年は60人編成のオーケストラになるでしょう。毎年参加してくれているそのミュージシャン達は我々の音楽監督であるビル・ロスに『これこそ、オスカーですよね!?』って言ってたくらいです」「例年のオスカーでの音楽リハーサルは、通常数時間で終わるんです。なぜなら、全員で演奏するパートはだいたい導入の前奏部分と入場曲とかそれくらいなんです。でも今年は全員で、すべてのミュージック・ナンバーのリハを行ったので、みんな信じられなかったようですね」

 そんな今回のアカデミー賞では他にも、『シカゴ』のキャスト陣がステージ上で再集結するだけでなく、バーブラ・ストライサンドのパフォーマンスも予定されていて、さらにアデルとシャーリー・バッシーの2人が「007」シリーズのトリビュート企画でそれぞれ歌声を披露することになっている。

(BANG Media International)

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