岡田准一、阿部寛 撮影乗り切り絆育む
映画「エヴェレスト 神々の山嶺(いただき)」(平山秀幸監督)の初日舞台あいさつが12日、都内の劇場で行われた。岡田准一、阿部寛、尾野真千子ら出演者が登場。エベレストの標高5200メートル地点での過酷な撮影を振り返った。
阿部は超過酷なエベレストでの撮影で、率先して場を盛り上げてくれた岡田に感謝。「山は本当に大変だったんですけど、岡田くんが前を歩いて行ってくれて、全部の現場を盛り上げてくれた。おれより16も下なんだけど過酷な現場を背負っていて」とたたえ、「過酷な現場で、岡田くん、ありがとう」と頭を下げた。岡田は隣で「今日、オレ、泣いてもいいですか(笑)」と照れていた。
岡田は「この現場では阿部さんの背中を追いかけながら。先輩の背中を見ながらお芝居の勉強もさせていただきました」とお互いをたたえた。
また、エベレストがあるネパールでは撮影後に震災が発生。岡田は「ネパールの方でも震災がありましたし、日本でも震災が起きた日が近かったですし、そういう意味でも協力はありがたかった」と現地の人々に感謝した。
紅一点の尾野に対しては「撮影現場でたくさん元気にしてくれた」(岡田)と、ホワイトデーのケーキもプレゼントされた。エベレストにちなみ、本物の1万分の1サイズ、88・48センチメートルの「エベレストケーキ」が用意された。
ほかに佐々木蔵之介、ピエール瀧、風間俊介が出席した。