高橋みなみ 卒業発表 AKB大きな支柱失う

1年後の劇場デビュー10周年へのカウントダウン時計のスイッチを押す高橋みなみ(左から2人目)
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 AKBグループの総監督でAKB48の高橋みなみ(23)が8日、東京・秋葉原の専用劇場で行われた9周年特別記念公演で、来年の10周年記念日をメドに「卒業します」と涙で発表した。会場ではメンバーの間からもどよめきが広がった。1期生の高橋は、12年8月からグループの総監督として、巨大化したAKBグループを統率してきた最大の功労者。AKBは大きな支柱を失うことになる。

 12年8月に同期の前田敦子、13年7月に最年長メンバーだった篠田麻里子、同8月に板野友美、14年6月に大島優子(2期生)が卒業。総監督として仲間たちの旅立ちを見送ってきた高橋が、ついに自らの旅立ちを発表した。

 ラスト1曲を残して「ここで私から1つ発表させて下さい」と切り出すと、「2015年12月8日をメドにAKB48を卒業します。」と衝撃の発表。

 会場がどよめく中、「まだ1年先の話ですが、私はAKB48グループ総監督です。メンバーに引き継ぐ猶予をいただきたくて、このタイミングの発表にさせていただきました」と涙をこぼしながらファン250人に旅立ちを告げた。

 グループ総監督の後継者には、チームKキャプテンの横山由依(22)を指名。「キツイと知っていて託すのは苦しいです。苦しいけど、世間の人に観てもらうチャンスと思って、頑張って」とバトンを託した。

 AKBは05年12月8日に劇場で初公演を行った。卒業の日程は来年12月8日の劇場デビュー10周年の可能性が高い。後継者に総監督としての引き継ぎ期間、1年間を与えての卒業発表は、いかにも責任感の強いたかみならしい決断だった。

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