アイドルグループ・ＡＫＢ４８の４７都道府県を回る全国ツアーが１９日、奈良市の「なら１００年会館」で行われた。２２県目となる公演は「奈良に近い京都出身」という横山由依（２１）がキャプテンを務めるチームＫがパフォーマンスを披露した。

　ヒット曲「前しか向かねえ」を皮切りに、「大声ダイヤモンド」「フライングゲット」などＡＫＢ４８の代表曲だけでなく、関西を拠点に活動する姉妹グループ・ＮＭＢ４８の「ナギイチ」なども含む２９曲を熱唱した。

　ＭＣでは横山が「ほぼ奈良寄りの京都から来ました。今日は大仏さんよりも輝きたい」とあいさつ。北原里英（２３）、石田晴香（２０）らが鹿のかぶりものでコントを演じたり、人気公演曲「ＡＫＢ４８」を奈良バージョンの歌詞で披露するなど、ご当地ネタ満載の昼夜２公演で計３０００人のファンを楽しませた。

　最後は松井珠理奈（１７）が「皆さん、また絶対会いましょうね。さよう“なら（奈良）”！」と恒例のダジャレで締めくくるなど、最後の最後までご当地ネタにこだわった演出で盛り上げた。

　ＡＫＢ４８の全国ツアーは「野中美郷、動く。～４７都道府県で会いましょう～」のタイトルで１２年４月にスタートしたが、１３年４月に一時中断。今年４月に野中さんがグループを卒業して芸能界を引退したため、「あなたがいてくれるから。～残り２７都道府県で会いましょう～」にツアータイトルが変更された。

　また、この日はＮＭＢ４８チームＮ兼任の山本彩（２１）だけ休演した。