宝塚 宙組・鷹翔千空主演公演開幕 酒呑童子伝説と酒を巡る大騒動

 宙組スター鷹翔千空(たかと・ちあき)主演「酔いどれ御免!」が6日、大阪・梅田芸術劇場シアター・ドラマシティで初日を迎えた。

 松平定信が中心となった、質素倹約を旨とする寛政の大改革のさなか、鷹翔演じる浅草一の男前と評判の下戸の造り酒屋の番頭・清次郎が、酒呑童子に取り憑かれてしまう。清次郎を憎からず思う風花咲季(かざはな・さき)演じる酒屋の娘おみきと、花恋こまち(かれん・こまち)演じる白菊花魁実は茨木童子がWヒロイン格で、清次郎をめぐり、話は進んでいく。

 宝塚で大江山伝説を扱った作品といえば、木原敏江の同名コミックを基に、柴田侑宏氏が脚本、演出した「大江山花伝」が名作として名高いが、今作は全く違ったアプローチによる意欲作。第一幕の途中までゆったりと話が進み、第二幕では怒濤の展開。

 清次郎を演じる鷹翔は、お人好しな番頭と、酒呑童子に取り憑かれてからの演技に、緩急を付け丁寧に演じた。鬼になった美しさも格別。

 また風花はおきゃんな町娘、花恋は謎を秘めた花魁とそれぞれがに違った魅力で花を添えた。

 今作で105期の聖叶亜(せい・とあ)と、108期の志凪杜(しなぎ・さと)が退団するが、それぞれ目立つ役どころ。美声も披露し最後を飾った。

 大阪公演は9日まで。KATT神奈川芸術劇場は16~23日。

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