片岡仁左衛門が立川立飛歌舞伎に初登場 チケット即完の客席に手ぬぐいまいてファンサ

 歌舞伎俳優の片岡仁左衛門(82)が3日に東京・立川ステージガーデンで開幕した「立川立飛歌舞伎特別公演」(8日まで同所)に、4年目にして初出演した。

 仁左衛門効果か切符は即日完売。仁左衛門は古典の「寿曽我対面」の工藤左衛門祐経役で圧倒的なオーラを発揮して満席の観客を魅了し、最後は共演者と手ぬぐいを客席に笑顔でまき、ファンサービスに努めていた。

 2023年の初回から同公演をけん引する市川中車(60)は公演の冒頭、紋付きはかまで登場。「客席を見渡して、立川という街に歌舞伎が着実に根を下ろし、秋の風物詩になりつつあることを舞台の上から肌で感じております」とあいさつ。「俊寛」で初役となる俊寛僧都を、父・市川猿翁さんの型を基本に鬼気迫る演技で見せた。

 同じく皆勤の中村壱太郎(36)は「蜘蛛の拍子舞」で妻菊実は平将門息女七綾姫役を演じ、最後は歌舞伎座の1・5倍、高さ12メートルの華麗な宙乗りを披露。七綾姫は女郎蜘蛛の通力を得ている役柄とあって飛びながら蜘蛛の糸を発射し、拍手喝采を浴びていた。

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