がん闘病・山﨑努が生涯現役宣言「辞める気もない」 渡辺謙の祝福には笑顔 自身のドキュメンタリー映画舞台あいさつ
俳優の山﨑努(89)が2日、都内で開催中の「第39回東京国際映画祭」で、自身のドキュメンタリー映画「山﨑リバーサイド-俳優の肩ごしに-」(27年公開予定)の舞台あいさつを犬童一心監督(66)と行った。
今作は山﨑が老いや闘病と向き合い「俳優」を追求する姿を、本人や周囲の人々のインタビューなどを通じて描かれたドキュメンタリー映画。
昨年、ステージ4の食道がんで闘病していたことを公表した山﨑は「僕は無心でカメラの前にいることを目的としていた。病気で死にかけた直後だったので、この世の皆さんとお別れのメッセージにすることが心の隅にあった。その気持ちは今も残っている」と今作への思いを明かした。
客席からの質問を受け、「俳優」としての信念を「なぜ俳優として立っていられるか。その答えは『自分をさらけ出すこと』。普通の人は、恥ずかしくてみっともなくてできない。『見る価値のある恥』をかかなきゃいけない。そのための覚悟がないとできない」と語ると、犬童監督は思わず「映画の中で言ってほしかった」とぼやいた。
イベントでは映画にも出演した俳優の渡辺謙(67)が花束を持って登場し、「山さんがどうやって生きて、俳優としてやってきたかが宝石のようにちりばめられた映画」と祝福。山﨑も「ありがとう」と笑顔で答えた。
俳優生活70周年も「毎日が新鮮で楽しくて、僕は7年ぐらいのつもりでいる」と話し、渡辺から「犬の年齢じゃないんだから」とツッコまれる一幕も。山﨑は「辞める気もない」と“生涯現役”を宣言。会場は大きく温かな拍手に包まれた。
