市川團十郎が弁慶の「勧進帳」で長男・新之助が太刀持ち志願「勉強したいという意思が芽生えてきた」成長実感
歌舞伎俳優の市川團十郎(48)がこのほど、大阪市内で「市川團十郎特別公演」(10月3~25日、京都・南座)の取材会に出席した。
團十郎は襲名後、初めて同所で「勧進帳」の武蔵坊弁慶を演じる。「『勧進帳』という演目は、市川團十郎家にとっては、最も大事な演目。歌舞伎十八番、江戸の演目として関西の方々に『勧進帳』をご覧に入れるというのは意義があるかなと思う」と強調した。
長男の市川新之助(13)が、同演目の太刀持ちを勤める。「富樫(左衛門)という関守についている刀を持っている人を太刀持ちって言うんですけど、それを『自分でやってみたい』と。父親がやるということと、高砂のお兄様(中村梅玉)が富樫をやるということで、勉強したいという意思が芽生えてきた。ずっと座って聞くということもやるということなんで」と、子役や若手の登竜門的な役を志願したという。
團十郎は「私自身も太刀持ちをしたことがない。めずらしく『やってみたい』という雰囲気を出して。堀越勸玄っていう本名なんですけど『勸』は勧進帳の『勧』の字の旧字。勸玄自身も成田家に生まれて、歌舞伎十八番の勧進帳というものに関しては、家の芸であるとともに、自分の名前の入った演目でもあるっていうのは、どこかに意識しているんじゃないですか?」と成長を実感する。
「伝承…家の芸を伝えていく。お客さまにも、伝えていくっていうものもご覧いただけるとうれしいなと思って勧進帳は向き合います」と狙いを語った。
