がん経験の原千晶 厚労省と映画のタイアップに思いつづる「あまりにも配慮に欠けていませんか」

 2度のがんを経験した俳優の原千晶が24日、Xを更新。厚生労働省が映画「ママがもうこの世界にいなくても 私の命の日記」とタイアップすると告知したXについて思いをつづった。

 原は「今朝流れてきて どうしても心がざわついたので言わせてください」と切り出し「がん啓発はとても大事です。同時にとても難しいです」と訴え。30代という若さでがん治療を受けた経験から、治療中に辛かったことについて「社会から取り残されるのではないか?」「この先恋愛や結婚できるのか?」という不安だったといい「それでもその先の未来を見つめ、僅かな希望を持つ事で歯を食いしばり辛い治療を乗り越えるんです」と伝えた。

 今回の厚労省と映画のタイアップは「AYA世代のがんを知ってほしい、こんな支援がある事を伝えたい、若くしてがんになってもそれを乗り越えた先の未来があなたには待っているんだよ というメッセージがあることは理解できます」としたが「でも明らかに死を連想するタイトルの映画とのコラボはあまりにも配慮に欠けていませんか?」と呼びかけた。

 「映画がとても素晴らしい内容で、多くの人の胸を打つ作品だとしても、今現在、がん治療と向き合っている患者さんや御家族にとっては日々の現実との闘いがあるんです」「自分の闘病を語るとか、誰かの物語に耳を傾け感情を向けられるようになるまでには長い道のりがあるのです。その道中で死と向き合うテーマは辛すぎるんです」と自身の思いをつづった。

 最後に、この映画については「川口春奈さん主演の素敵な映画 私も観てみたいです。そしてまだがんを知らない人達にこの作品が届き、それぞれにがんについてAYA世代でがんになることについて考えてもらう機会になることを心から願っています」と結んだ。

 原は30歳で子宮頸がんと診断され、仕事を一時休養。手術を受け、仕事復帰したが、35歳で子宮頸がんと子宮体がんが併発し、子宮全摘出手術を受けた。

 映画「ママがもう子の世界にいなくても 私の命の日記」は当時、21歳で大腸がんを宣告された主人公の姿を描いた作品。

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