ギャップ萌え・中島歩ファン、激増中 山田美保子氏コラム

 【山田美保子のミホコは見ていた!】

 プロやアマが夏ドラマの「ぶっちぎりで第1位」にあげているのが金曜ドラマ「Tシャツが乾くまで」(TBS系)だ。

 2022年10月期の「silent」(フジテレビ系)以来、話題作を連発している脚本家・生方美久氏が初めて担当したTBSドラマ。視聴者の心を掴んで離さない数々の台詞の段積みに加え、金曜ドラマらしいミステリー要素もある上、少数精鋭とも言うべき役者らの好演などが人気の理由だ。

 そんな中、番宣を一手に担っていると言ってもいいのが中島歩。恩師の美輪明宏さんへの感謝や、3度も夫婦役を演じている夏帆への熱き想いを語った「A-Studio+」をはじめ、ゲストなのに流暢にMCを務めた「ニノなのに」。自身を育ててくれた“演劇の街”下北沢をロバート秋山や岡田准一と歩いた「今さらシロー!テストに出ないが役に立つ~」など出演する度に「こんなに面白い人だったんだ」「一言一句一挙手一投足が不思議で目が離せない」との声が視聴者からあがっているところだ。

 なかでもXが沸いたのは「ラヴィット!」。ふだん全く料理をしない中島がサラダ油を見て放った「これが油かぁ」発言は、スタジオにいるバラエティの達人たちを笑いの渦に巻き込んだ。また、「滝沢カレン&和田明日香のフィーリンきっちん」で「Tシャツ~」の台詞が多いという下りになり、「だから、こんなこと(=番組出演)やってる場合じゃないんですよ」と本音を吐露し、連日“天然対決”を繰り広げていた滝沢を笑わせていた。

 その全てがスローテンポで渋い低音。国木田独歩の玄孫で「歩」が独歩に由来することや、日本大学藝術学部で落研に所属していて高座名が「大家主水(だいやもんど)」だったことなど“初見”の視聴者にとっての意外な事実は漏れなくネットニュースにあがっていた。

 2024年の「不適切にもほどがある!」(TBS系)以来、配信ドラマ、映画、CMを含め、出演作が急増。長髪ウィッグを着用して挑んだアクションコメディ「俺たちバッドバーバーズ」(テレビ東京系)も話題になった。2014年度前期のNHK連続テレビ小説「花子とアン」で“発見済み”だった中高年女性らも改めて魅力を再確認している。「もっとバラエティに出てほしい」と願う視聴者も多いのだが、残念ながら番宣以外での俳優のバラエティ出演には高いハードルがあるものだ。

 前回ラストで急展開をみせた「Tシャツ~」の第6話(14日放送)の“主役”は中島になりそう。ひとまず本業で魅力溢れるギャップを満喫したい。

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