元ジャンポケ斉藤被告に被害女性「日本中からハニートラップを仕掛けた人と」会社でうわさ立ち特定も
ロケバス内で女性に性的暴行を加えたとして不同意性交などの罪に問われた、元お笑いトリオ・ジャングルポケットの斉藤慎二被告の第6回公判が5日、東京地裁で開かれ、検察側は懲役7年を求刑。弁護側は無罪を主張して結審した。
被害女性のAさんは意見陳述で出廷し、涙ながらに「私の人生が壊された」「可能な限り長く重い刑を与えることを求めます」と断罪。斉藤被告は最終陳述で、検察側に頭を下げた。その上で「当時、同意があったと思っていたことは理解していただきたい」とした。
3月の公判では別室からビデオリンクで証言したAさんは、仕切りで隠されながらも斉藤被告と同じ法廷に赴き、涙ながらに被害後からの人生の激変ぶりを説明。事件から2年が経過したが「私にとっては過去の出来事ではない。今も終わることのない苦しみを抱えている」と吐露した。
会社員兼インフルエンサーとして活動していたAさんは、高校の頃から憧れていたという今の会社で「被害女性では?」と周囲にうわさされ、時には直接聞かれるなど、普通に働けなくなり休職を余儀なくされたという。間もなく休職可能な期間を終えるため「悔しいですが、退職することとなる」とも説明した。
事件後からインフルエンサーとしての仕事も消失し「経済的にも厳しい生活を送っています」と吐露。「唯一自分らしくいられる場所」だったSNSは突如「いつ攻撃されるか分からない」誹謗中傷にさらされる場所に。「嫌なら抵抗すれば良かったのでは?」という批判の声には「悲しくなりました。抵抗したら何をされるか分からない、何とか生き延びるに必死でした。すぐに被害を訴えなかったからと言って同意したと受け止めてほしくない」と言い切り「日本中からハニートラップを仕掛けた人だと思われている。あまりにも卑劣で耐えがたい屈辱でした」と振り絞った。
斉藤被告からの行為はいずれも「明確に拒絶した」ときっぱり。「悪いのは私ではなく被告人です。私は何も悪いことはしていません。被害を受けただけです。あまりにも理不尽です」と涙声で訴えた。
事件後にはPTSDを発症。医者からは社会復帰までに「少なくても5~6年が想定されている」と診断された。現在は精神科の通院と睡眠薬等4種類の薬の服用が欠かせず「事件当日の前に戻りたいです。安心して眠りたいです。何も恐れず外を歩きたいです」と話した。
そして「被告人の刑が5~6年にとどまり、私より先に社会復帰したとなると到底納得することはできない」と糾弾。「可能な限り長く重い刑を求めます。私の人生が壊された事実を正面から受け止めて罪を認めてほしい」と声を震わせた。
