田中麗奈 俳優は「天職ですかね」食事制限で体重減、生活捧げるストイックな役作りも「お芝居しているときの方が体調がいい」
俳優の田中麗奈(46)が、読売テレビ制作の日本テレビ系ドラマ「親愛なる夫へ~完璧な妻の嘘~」(木曜、後11・59)で“恐愛妻”を怪演している。4月期のNHK「コンビニ兄弟」で演じたコミカルなコンビニ店員役から一転、ダークヒロインに変身。幅広い演技の裏側には、生活を捧(ささ)げるストイックな役作りがあった。ドラマは、きょう23日放送の第4話で第一章完結。節目を前に本人を直撃した。
高いプロ意識を感じさせる言葉の数々に心の中でうなった。演じる芸能事務所の敏腕社長がテレビから抜け出してきたような印象すら受ける。
「この間までコンビニのおばちゃんだったのに、次が芸能事務所の社長。ビジュアル的にもギャップがありますし、それがたまらなく面白いなと思いました」
前期の「コンビニ兄弟」で演じたのは漫画を描くのが趣味の主婦。一転して、今作では人気フリーアナウンサーの夫・優一(古川雄大)を成功に導くためには手段を選ばない恐怖のヒロイン・麻衣子を怪演している。
「『コンビニ兄弟』では、ふんわりしているイメージだったので、炭水化物を食べて、ジムでガツガツ運動してました。麻衣子に関しては、シュッとしていたい気持ちがあったので食事を調整して体重を落としてます」
朝ご飯はバナナと決め、昼はサラダ多めに炭水化物を少々。筋肉がつかないよう有酸素運動やストレッチにとどめ、雰囲気を一変させている。
「しっかり子供との時間も作らせていただいているので、そこはドラマとは離れた自分の時間。でも、やっぱり生活は、まったく変わりますよね。捧げる形です。これくらい“重み”がある方がいいなって思います。プレッシャーとか責任とか達成しないといけない目標とか『視聴者のみなさんに届けていくぞ!』って気持ちとか。作品を作っていく“重み”があるくらいの方が、自分は日常が暮らしやすいのかなって思います」
役のために生活を捧げるのが田中流。10代からアプローチは変わらないという。「お芝居しているときの方が体調がいいんです。自分らしく呼吸できている感じというか。してないとなんかもう…ダメですね」と思わず笑い、続けた。
「方位磁石の北がわからないみたいな感じで、グルグル~ってバランスがとれなくなっちゃう。軽くなっちゃうと、地球の重力にどう対応していいかわからないんです」
美容にも気を使い、YouTubeで顔のマッサージ動画を見て、試すこともあるという。同じ事務所の大沢あかねが発売した美容本を「こっそり買って、上から下までマネしたり」とユーモラスに明かし「いくつだと思ってるんですか?頑張るしかありませんよ!」と返しのエンタメ力が抜群だった。
プロフィールの趣味・特技欄には「中国語・茶道・日舞」とあるが「趣味じゃないです。仕事のためです。役者として役に立つことをやっているだけです」とおちゃめに首を振った。すべてが俳優業のため-。記者が「まさに天職ですね」と水を向けると「天職ですかね」と笑った。
▼古川雄大とダブル主演する「親愛なる夫へ」は、フリーアナウンサーの優一と妻で事務所社長の麻衣子が事件に巻き込まれていくサスペンス。初回では優一と同期の女性アナが殺され、麻衣子も遺体で発見された。恐妻ぶりに離婚届を突きつけていた優一だが、あまりの出来事に憔悴。悲しみに沈む中、死んだはずの麻衣子が現れ、優一を追い込んでいく。すべては「愛のため」と語るが、果たして…。第4話では事件の犯人が判明。次週から新章に突入する。
◇田中麗奈(たなか・れな)1980年5月22日生まれ。福岡県久留米市出身。主な出演作は映画「がんばっていきまっしょい」「はつ恋」「幼な子われらに生まれ」、ドラマ「美しき罠~残花繚乱~」など多数。2016年2月に医師と結婚。19年12月に第1子の誕生を報告した。身長158センチ。A型。
