市村正親 疲れる芝居が大好き 後輩・渡辺えりにストイック注文「休みたくないから」→一人で10役以上の出ずっぱり

 俳優・市村正親が8日、都内で、主演ミュージカル「シークレットステージ」(9月9~24日、東京・東京建物ぴあシアター)の製作発表記者会見を渡辺えり、影山優佳らと行った。

 舞台芸術学院の先輩・後輩である市村と渡辺が50年来思い続けてきた「共演」の夢が満を持して実現する完全書き下ろしの新作ミュージカル。互いに「若かったね」と出会いを回想しながら、脚本・演出を務めた渡辺は「期待しすぎちゃってプレッシャーに自分が押しつぶされそう。70過ぎてるのに18歳の気持ち」と緊張の面持ち。市村は「永遠に先輩ですので。な?俺のためにありがとね、良い本書いてくれて」と感謝を伝えた。

 渡辺は、市村から「『できるだけ疲れる芝居をやりたい。休みたくないから。マゾだからよろしくね』」とストイックな注文があったことを明かし「今回は出ずっぱり」と説明。市村は「大変なのが大好き。大変なのをやれるっていうのは生きてる証」といい、今作では一人で10役以上をやることにも触れ「全部自分がやるって方が面白いし、こんな役者冥利(みょうり)につきることはない」と前向きだった。

 物語の舞台は初日を目前に控えた劇場。主演不在、トラブル続出の中、残された4人の俳優が20役以上を演じ分ける限状態を描いていく。

 今作が初のミュージカル挑戦となる影山は「将来、劇作家になるのが夢」だとし、「日本産のミュージカルを勉強したくてお芝居をしているので、真正面から戦いに行ってるえりさんのそばで見学させていただけることがすごく光栄」と感慨。

 サッカー好きらしく、名だたるキャストが並ぶことから「サッカーチームに例えるとどんなカンパニーか」と問われると「全員がストライカー。おのおのが点取り屋って自覚を持って、私たちがレジェンドを引っ張っていくぞって気概で行かねばならぬという風に思ってる」と笑顔で語った。

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