生きているドラゴン・倉田保昭80歳の超人ぶりを共演者が証言 加藤雅也「コマ抜き?早送り?と監督に聞いた」武田梨奈「あと1センチでも近づいたらやられてしまう」

 アクション俳優のレジェンド、倉田保昭(80)が30日、都内で開かれた主演映画「夢物語 The Living Dragon」(17日公開)の完成披露上映会で舞台あいさつを行い、共演の武田梨奈、加藤雅也、高岩成二、坂本浩一監督、下村勇二監督が倉田伝説の数々を明かした。

 ジャッキー・チェンやジェット・リーらと共演してきた倉田が傘寿にして壮絶なアクションを見せるオムニバス映画で、盟友サモ・ハンも特別出演している。

 16歳で倉田アクションクラブ(KAC)入りし、「仮面ライダー」、「ウルトラマン」両シリーズなど日米で活躍するアクション演出家の坂本監督は「立ち回りも真夏の暑い時で心配していたら一番元気。誰よりも早く覚えたし誰よりも正確でした」と撮影を回想。

 やはりKAC出身で「ゴールデンカムイ」、「キングダム」シリーズなどのアクション監督を務める下村監督は「編集してて、これ80の動きだよな?って思って」、ジャッキー・チェン主演の「新宿インシデント」で倉田と出会い親交を深めてきた加藤は「コマ抜き?早送り?と監督に聞いたぐらい速くて」と驚きを隠せなかった。

 武田は「もともと倉田先生と戦うことがすごい目標だった。普段お弟子さんたちにお世話になっているので、勝手にまな弟子の気持ちでこの何十年とアクション、トレーニング、挑んできたので、ようやく目標がかなった」と自身の「夢物語」をかなえて歓喜。

 「毎日悪夢で起きるぐらいプレッシャーはあったけども、1対1で戦えることは貴重だなと思ったので、背中を追っかけながら自分に負けないという気持ちで」臨んだといい、「カメラの前に立ったら、これあと1センチでも近づいたらホントにやられてしまうなという気迫と熱さを出される方。私は練習を1カ月ぐらい重ねてやったんですけど、倉田先生は本番始まる何も覚えず、本番でいきなりやられるのですごいなと思いました。信じられない」と倉田の超人ぶりを証言した。

 これに倉田は「練習しちゃうと形になっちゃうので練習したくない。現場で相手がどう出てくるか、その感じを変えながら僕らは香港でやってきましたんで。相手が違うと間合いも違いますし、ジャッキー・チェン、ジェット・リー、ドニー・イェン、全部違いますからね」と説明した。

 最後に倉田を世界最高齢の現役アクション俳優としてギネス世界記録に申請したと発表された。倉田は「私の夢は健康しかありません。いかに健康で歩けてご飯がおいしく食べられるか、それしか考えてません」と人を食った言葉を述べつつも「魂を込めて作ったつもり」とアピールした。

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