渋谷でブラジルサポ「ありがとう・さよなら~」合唱 突如リフティングでも熱狂 ブラジルサポは日本絶賛「全然負けると思った」
サッカーW杯で日本が最多5度の優勝を誇る王国・ブラジルに逆転負けを喫した日本時間30日、東京・渋谷のスクランブル交差点ではそれぞれの国のサポーターが対照的なムードを漂わせた。
日本サポーターは、茫然自失。試合は午前4時ごろに終了したため、始発の電車も動いていない時間だったが、足取り重く駅に向かい、駅のオープンを待った。悲劇的幕切れにうなだれながらその場にひざをつき、号泣する者もいた。反対に「4年後勝つぞ!おまえらアゲてけ!暗い顔してんじゃねえぞ日本人!なんでへこんでんだよ!」と声を枯らしながら周りを鼓舞する者もいた。
一方のブラジルサポーターはお祭りムード。これまで日本サポーターが試合後に大騒ぎした交差点で狂喜乱舞し、「ありがとう~さよなら~」と煽りにも似たような歌も大合唱する場面も。リズムに乗ってノリノリでダンスも披露するなど喜びを大いに分かち合った。
1時間たってもその熱気は収まらず、しばらくしてサッカーボール柄のビーチボールで多くのサポーターがリフティングを開始。途中からは日本サポーターも巻き込んで、全員で楽しむというサッカー王国らしい盛り上がり方を見せていた。
20代会社員の男性は「悔しいですね」とひと言で無念さをにじませた。「ブラジルはうまかった。日本は善戦しました」と語り「4年後を見据えてまた1から頑張りましょう。夢は見れたかなと思います」と悲しみを飲み込み、前を向いた。
また20代のブラジル人男性は、日本との過去対戦を振り返り「日本はW杯とかフレンドリーマッチでも、ボーナスチームみたいな相手。ずっと弱いチームだった」とはっきりと印象を口に。その上で今回については「ブラジルでも、日本と戦うのは怖かったって気持ちはすごくありました。結局勝ったけど、全然負けると思った」と日本の成長ぶりに舌を巻いた。
日本は予選から快進撃を続け、今大会でも注目を集めた。対戦が決定してからSNSでのブラジル人コミュニティーでは「ブラジル人にはずっと不安っていう気持ちがありました」と告白。勝因については「もちろんサッカーはテクニックが一番だけどラッキーもあると思います」と語った。
日本代表で印象的だった選手を問われると、上田綺世選手、鈴木彩艶選手の名を挙げた。「きょうだけじゃなくて大会を通してうまいです」と絶賛した。
最後には「あと4年後、日本が優勝してほしい気持ちもあるから、日本が決勝に行く姿を渋谷で楽しみたい」とエールも送った。
