“論理的”実力派女優・水崎綾女「やれることを全部やる」15歳で訪れた転機 決死の覚悟で活動した1年
実力派俳優として名高い水崎綾女(37)が、その演技力をいかんなく発揮している。17日に最終回を迎えるテレ東系ドラマ「サレタ側の復讐~同盟を結んだ妻たち~」(水曜、深夜1・00)で篠田麻里子(40)、矢吹奈子(24)とトリプル主演を務めており、夫に不倫された妻役で視聴者を引き込んでいる。圧巻の演技を生み出す論理的思考と、目指していく方向性を語り尽くした。
数々の「不倫もの」に出演した経験を生かし、新たな一面を見せている。放送中のドラマ「サレタ側-」でトリプル主演を務める水崎は「今まではクールな役が多くて、『耐える妻』みたいな役は初めて。すごく楽しみにしてました」と笑顔で明かした。
累計280万超のダウンロード数を記録した同名電子漫画の実写化。不倫された妻3人が同盟を組み、それぞれの夫に復讐を図る姿を描く。水崎はモラハラ夫の不倫現場を目撃し、復讐を決心する岸本奈津子役を演じている。
これまでは「見た目の派手さで、悪女のオファーが結構多かった」からこそ、奈津子の「おとなしい役」どころに「やっと来たか」と高揚感があった。感情が揺さぶられる役だが、自身の演技は対照的に「論理的」で「役作りしない」タイプ。役の大枠は固め、カメラ位置も把握しているが、監督や衣装担当、共演者と関わっていくことで、役の「色」が決まると、あえて余白を残して現場に向かうという。
論理的な思考は昔からだ。芸能界を志したのは10歳の時だった。「あまり裕福な家庭じゃなくて、『お金のためにできる仕事はなんだろう?あ、芸能界だ』みたいな。何か注目されたいと思ったことがなくて。そこも論理的なんです」。夢ではなく現実を追って飛び込んだ世界だった。
15歳の時に「第29回ホリプロタレントスカウトキャラバン」で特別賞を受賞したことが転機となった。「次の年には次のグランプリが推される。だから自分の賞味期限は1年。やれることを全部やる」と決死の覚悟で活動した。「その1年の連続が22年」のキャリアにつながった。
俳優人生を謳歌し、「俳優でいることってすごくありがたいことで、幸せ。負の感情が起きた時に、普通の仕事をしてたらただのトラウマにしかならないけど、それが全部引き出しになる」とうなずく。
「今後もやったことがないような役をどんどんやっていきたい。過去の経験が生きるような役をできたら、過去の自分も救われるし、それを見てくれた皆さんを救うっていうとすごくおこがましいけど、そういうきっかけになれればいいなと思います」。人生の全てを詰め込んで、これからも魅力的な演技を届ける。
◆水崎綾女(みさき・あやめ)1989年4月26日生まれ、兵庫県出身。2004年、第29回ホリプロタレントスカウトキャラバンで特別賞に輝きデビュー。07年にテレ東系ドラマ「キューティーハニー THE LIVE」、13年に「特命戦隊ゴーバスターズ」に出演。17年の映画「光」ではヒロインを務めた。趣味は歌うこと、麻雀、百人一首、サバゲー、キャンプ。血液型はB型。163センチ。
