88歳のスーパースターが1000人を2時間魅了 小林旭「俺は棺おけに入ってフタされるまで終わらない。意識がなくなるまではがむしゃらにやるだけ」
戦後を代表するスーパースターの一人、小林旭(87)が4日、東京・浅草公会堂でコンサート「永久不滅のマイトガイ」の東京公演を行い、約1000人のファンを前に公演名通り永久不滅の健在ぶりを見せつけた。
今年は日活デビュー70周年で11月に米寿を迎える記念イヤーとあって88カ所で各種イベントが組まれており、この日もその一環。「女を忘れろ」、「ギターを持った渡り鳥」、「ダイナマイトが150屯」、「自動車ショー歌」、「昔の名前で出ています」、「熱き心に」などの大ヒット曲群にメドレーを含む全19曲を約1時間50分にわたり歌い上げた。
マイトガイというニックネームは川内康範氏が脚本を書いた主演映画「銀座旋風児」で使われ、「ダイナマイトが150屯」もヒットしたことから定着していったが、自身では「本人の気持ちの中では引っかかるものは何もないです」という。
70周年を「勝手気ままなことばかりやってるうちに終わっちゃったなあ。小林旭という芸人は、誰かが選んで誰かが振って見つけて支えて出してくれなかったら今日まで来られなかった」と振り返ったアキラ。
歌は苦手だといい、「今でもそうです。今でも歌はとってもハラハラドキドキ。ドギマギしてるのをごまかして歌っちゃう。裕ちゃん(石原裕次郎さん)みたいにハラワタでもってうまいなと思わせるんだったらいいけど」と謙遜するが、この日も安定感十分な歌いっぷりだった。
米寿を迎えることを記念した88カ所のイベントは、四国八十八カ所を歌で回るというアイデアが発展したもの。幼少期から祖父母に「人生、米寿がケジメとして一番大事なんだよと教え込まれていた」といい、「いつまでもハートの中、頭の中に残ってる。だからケジメをつけておいた方がいいというのが今回の最終的な状態で。終わった段階で89歳で、89の厄でもって死んでしまうかもしれない」とブラックジョークを飛ばした。
「それを過ぎて90いくつまで生きるかもしれない。一応、米寿というトシを迎えた時にこれだけのことをやっといたというケジメを自分の中でつけておきたいのが現実です」と心境を述べ、「人生に終わりはないと思います。俺は棺おけ入ってフタされるまで終わらない。意識があったら絶対終わらない。意識がなくなるまではがむしゃらにやるだけです」と死生観を開陳していた。
今後もAI小林旭やYouTubeチャンネル開設、新曲発売などが予定されている。
