伝説のアクションスター、80歳で新作アクション主演!主題歌も歌った!サモ・ハンも出た!倉田保昭「大根役者も60年やってると大根じゃなくなる」
香港カンフー映画の名作「帰って来たドラゴン」(1974年)やドラマ「Gメン’75」(1975年)などで知られる伝説のアクションスター、倉田保昭(80)が製作・主演した映画「夢物語 The Living Dragon」(7月17日公開)の劇場公開に先駆けて31日、都内で開催中の「新宿東口映画祭2026」で、3話で構成されるうちの1話「不思議の国のドラゴン」が初上映され、倉田が舞台あいさつを行った。
80歳にして新作アクションを撮り上げた倉田は「大根役者も60年やってると大根じゃなくなるという感じに見えると思う。続けることってすごく大事かな。アイツがやってるんだからできるよという気持ちになっていただけたらありがたい」とメッセージ。
今作のアクションでケガはなかったというが、アクション演出には「これって年寄りをいじめてるんじゃないか」とぼやいて笑わせた。
「60年アクション映画しかやってなかったものですから。それ以外に能もないし、演技派に転向ってわけにもいかないし、もうアクションができなくなるまでやるしかない。僕は天才でもないし、人より数多く同じことを繰り返した」と謙遜しつつも「今後、80歳までどなたもボディーアクションをやる方はいないでしょう。80過ぎて動ける人は。素手は空振りってわけにはいかないから、一番大変。接近戦になるし」とプライドをのぞかせ、「別に私がすごいって言ってるわけではないですよ」とユーモアも挟み込んだ。
今作では名作「七福星」(1985年)で組んだ香港のレジェンド、サモ・ハンが特別出演し、倉田との対決も見どころ。「私がサモ・ハンに『こんな自主映画みたいな作品に出てくれる?』って聞いたら、(条件を)一切聞かずに『俺は倉田の作品に出る』。こういうことを言ってくれる人はなかなかいない。香港映画界に、サモ・ハンに『ちょっと悪いけど出てくれる?』と言える人はなかなかいない」と、2人の友情を感じさせる秘話を披露した。
主題歌も歌った倉田は「こんなにプレッシャーかかったことはない。歌は昔吹き込んだ以来で、カラオケも行ったことがないし、声も出したことがない。(作曲の)先生は『うまく歌おうとしないで感情で歌えばいい』。でも歌ですから人に聴かせないといけない。(吹き込みが)終わった時はああっと(よろめいてみせる)なりましたね」と大苦戦を告白。
歌詞はブルース・リーのことをテーマに自作したといい、「5分くらいでできました。いつも思ってることを書くわけですから。ブルース・リーを知らない人が歌ってもしょうがない。知ってる人が歌うから意味があるでしょうし、そういう意味では頑張んなきゃと思って歌いました」と振り返っていた。
