小学館、マンガワン問題で謝罪【全文】逮捕歴ある原作者の名前を変えて再起用「会社として管理監督責任を問われる重大な事案」
小学館は28日、漫画配信サイト・マンガワンで、逮捕歴がある原作者が名前を変え、連載を行っていた問題について公式HPで謝罪した。
マンガワンではXで連載中の漫画「常人仮面」について、「原作者の一路一氏は、『堕天作戦』の作者である山本章一氏と同一人物です」とし「2020年に、山本氏が逮捕・略式起訴され罰金刑を受けたことを踏まえ、『堕天作戦』の連載を中止いたしました」と説明。にも関わらず、一路一というペンネームに変えて再び起用していたことを謝罪し、「常人仮面」の配信停止を発表していた。
一部では同社の編集者が被害者に口止めをしていたという報道もあり、ネットを中心に同社の対応に疑問の声が上がっていた。
小学館は公式サイトで「マンガワン編集部では、『堕天作戦』の作者である山本章一氏が児童買春・ポルノ禁止法(製造)の罪で逮捕・略式起訴され罰金刑を受けて連載を中止しました。にもかかわらず、別のペンネーム『一路一』に変更して、新連載『常人仮面』の原作者として起用しておりました。本来は起用すべきではありませんでした」とコメント。「今回、『常人仮面』につきまして、原作者の起用判断および確認体制に重大な瑕疵があったため、配信を停止し、単行本の出荷を停止いたしました」などとしている。
【以下、全文】
マンガワン編集部では、『堕天作戦』の作者である山本章一氏が児童買春・ポルノ禁止法違反(製造)の罪で逮捕・略式起訴され罰金刑を受けて連載を中止しました。にもかかわらず、別のペンネーム「一路一」に変更して、新連載『常人仮面』の原作者として起用しておりました。
本来は起用すべきではありませんでした。
性加害、性搾取、あらゆる人権侵害は決して許されるものではありません。
今回、『常人仮面』につきまして、原作者の起用判断および確認体制に重大な瑕疵があったため、配信を停止し、単行本の出荷を停止いたしました。
会社として管理監督責任を問われる重大な事案であり、人権・コンプライアンス意識の欠如があったと認識しております。
二度とこうしたことを繰り返さないために、弁護士を加えた調査委員会を立ち上げ、連載開始の経緯、編集者の和解協議を含む関わり方など、事実関係及び原因を迅速に解明して参ります。
その後、調査内容の報告、厳正な処分、再発防止策の策定・履行をいたします。
この度の件に関しましては、何よりもまず、被害に遭われた方を慮るべきでした。その心情に寄り添わなかったことを心よりお詫び申し上げます。
また、『常人仮面』作画の鶴吉繪理先生、弊社各媒体でご執筆いただいている作家の皆様、ならびに関係各所の皆様には、これまでの信頼を裏切り、大変なご心配とご迷惑をおかけしていることを深くお詫び申し上げます。
そして、これまで小学館の作品をご愛読いただいた皆様にあらためてお詫び申し上げます。
