火災で死去 片岡亀蔵さんお別れの会で多くの歌舞伎仲間が献花 八代目尾上菊五郎は目を潤ませ「ただただ残念」
昨年11月に火災で亡くなった歌舞伎俳優・片岡亀蔵(享年64)をしのぶ「片岡亀蔵丈お別れの会」が27日、東京・帝国ホテルで営まれた。歌舞伎界からは八代目尾上菊五郎(48)、中村勘九郎(44)、市川中車(60)、松本幸四郎(53)ら多くの仲間たちが献花に訪れ、突然となった故人との別れを惜しんでいた。
祭壇はグリーンを基調に亀の甲羅をイメージした多くの4000本の花が並び、その中央で生前の亀蔵の人柄を表すような優しい笑みをたたえる亀蔵の遺影が飾られた。
尾上菊五郎は「ただただ残念な気持ちでいっぱい。公私ともに親しくさせていただいた。本当に心に穴があいてしまったような感覚」と目を潤ませて、沈痛な思いを明かした。それでも「良い作品をつくることが遺影の笑っている亀蔵さんが、さらに笑顔になってくださることと感じたので、気持ちを新たに精進したい」と語った。
市川中車は「何があっても笑いを忘れず、亀蔵さんしかできないことがいっぱいあったことを僕も目の当たりにしてきた。とても頼りにしている先輩でしたし、これからもそうであると思う」とし、松本幸四郎は「信じられない気持ち。(今後も)亀さんがやっていたらどうだろうか、こういうことを言われたのではないかということを思っていたい」と話した。
