【ひふみん伝説】 昼も夜もうな重 “勝負メシ”話題の元祖 加藤一二三九段が死去
将棋の加藤一二三(かとう・ひふみ)九段が22日午前3時15分、肺炎のため東京都済生会中央病院で死去した。「ひふみん」の愛称で親しまれ、2017年の引退後は、テレビ番組にも多数出演した。
◆独特のネクタイ姿 スーツ姿での対局時は、ネクタイを床までつくほど長く結ぶ。立ち上がると、ネクタイの先端がベルトより約20センチ下になるほど。
◆勝負への集中 タイトル戦の会場検分で、対局場付近に人工の滝が設置されていた際、集中の妨げになるとして滝を止めさせたことが複数回ある。
◆ひふみんEYE 勝負が佳境に入ると、立ち上がって相手側の後ろに回り、相手の目線から盤上を見ることがしばしばあり、ネット上で名づけられた。一部ではマナー違反と指摘されたこともあったが、藤井聡太六冠も時折行っていた。
◆元祖“勝負メシ” 対局中の昼食、夕食が注目されて久しいが、最初にその食事が注目されたのが加藤九段。将棋会館での対局では、ほぼ毎回近隣のうなぎ店「ふじもと」でうな重を頼み、昼も夜も平らげていた。その特異性が話題となり、他の棋士の特徴も合わせて“勝負メシ”として興味の対象となった。
◆猫のエサやり 2008年12月、自宅のある集合住宅の庭などで野良猫にエサをやり続けてきたことで猫による被害が起きているとして、近隣住民から餌やり中止と慰謝料など約640万円という訴訟を起こされた。違法性はないと争ったが、東京地裁八王子支部での裁判では、餌やり禁止の判決を受けた。
