キムラ緑子に昭和の大歌手が憑依した? 松村雄基「元気玉なんだと思います」 舞台「わが歌ブギウギ」公開稽古
俳優のキムラ緑子(64)が19日、都内で主演舞台「わが歌ブギウギ-笠置シヅ子物語-」(来年1月2~20日、東京・三越劇場。同24日~2月1日、京都・南座)の公開稽古を共演の松村雄基、林翔太らと行った。
キムラは「東京ブギウギ」「買い物ブギ」などで知られる歌手の笠置シヅ子役、松村は笠置の親友で作曲家の服部良一役、林は笠置の恋人役を演じる。
今月30日が通し稽古、大みそかと元日は休みで2日に初日という強行日程に、キムラは「ホントは1日もずっと稽古していたいけど、みんなはしないの?してほしい」と率直に吐露。「まだあと10日あると肯定的にとらえて頑張っております」と前を向き、松村も「(年末年始の休みは)ほぼない。ずっとうちで歌っていると思います」と、自主練で年を越すことを予想した。
松村は「現場は緑子さんのエネルギーでとても盛り上がっています。頭の先から声がパーンと出て、常に動いていてエネルギッシュなんで、僕らは引っぱられています。笠置シヅ子さんがそのまま憑依(ひょうい)してるんだと思います。エネルギーの塊、元気玉なんだと思います」と、キムラの座長っぷりを絶賛。
この日はキムラが笠置シヅ子ばりに歌って踊るシーンが公開され、松村は「フルに、マックスに踊ってるのでヒヤヒヤします。息切れすると思ったら全然息切れしない。こっちが気持ちが上がりますね。ドリさんの歌を聴きながら踊れるのは幸せです」と証言した。
キムラも「元気はありますね。皆さんに守っていただいて、安心して暴れております。劇団みたいですね」とカンパニーの士気の高さを明かし、「笑って笑ってよっしゃーっ!ていう現場なので、初日はスカッといい感じになるんではないのかという希望を持っている」と、手応えをにじませていた。
