玉川徹氏、総理が馬車馬のように働いたら「部下がワークライフバランスとか言えるわけない」流行語大賞は「忖度か皮肉」
元テレビ朝日の玉川徹氏が15日、テレビ朝日系「羽鳥慎一モーニングショー」で、高市早苗総理の「働いて働いて…」が新語・流行語大賞を受賞したことに「忖度か皮肉だなと思って聞いていた」と話した。
この日は霞ヶ関の官僚の働き方について特集した。
玉川氏は、高市氏の「働いて働いて…」が新語・流行語大賞を受賞したことに「忖度か皮肉だなって思って聞きましたよ」「素晴らしいこと言ってます、ということで選んでるんじゃないと僕は思う」とコメント。
玉川氏は、高市総理が「働いて働いて…」の前に「全員に働いていただきます、馬車馬のように働いていただきます」と言ったことに注目。「多分、自民党の国会議員に対して言っている」と指摘し、「大臣も総理も自営業者じゃない。組織のトップ」「それが全員馬車馬のように働いてて、その部下がワークライフバランスとか言える状況にあるわけないというのは、サラリーマンやっていた私からすれば当然のこと」と、大臣となった国会議員が働けば、当然部下となる官僚も残業せざるをえなくなると指摘した。
「かつては当たり前。部長が帰らなかったらみんな帰れない。残業するという風な状況がずっとあった。それじゃダメだとうということで変わってきている。でもまたそれを昔に戻すのかと聞こえましたよ」とも述べ「出してほしいのは成果なんです。総理に対して長い時間働いてほしいなんて、誰も頼んでない」とも述べていた。
