吉永小百合 肋骨骨折しながら撮影していた 30年ぶり写真集手渡しイベントで仰天告白 80歳衰えぬ情熱

 俳優・吉永小百合(80)が14日、都内で行われた写真集「吉永小百合」(世界文化社)の刊行記念サイン本お渡し会を開催した。30年ぶりのファンへの手渡しイベントで60人が来場。イベントでは、最新作の主演映画「てっぺんの向こうにあなたがいる」で肋骨(ろっこつ)を骨折しながら撮影に臨んだと告白し、会場のファンを驚かせた。現在、俳優人生は「八合目」といい「パワーをつけて、次の作品に向かわなければと思っています」と次作への意欲を明かした。

 品格漂う着物姿で登場し、一人一人に笑顔で写真集を手渡した。約6倍の競争率で選ばれた60人の中には、涙するファンもいた。吉永は「『パワーをもらいました』と言ってくださる方もいて、こちらがしっかりしなきゃという思いになりました。元気でやっていかないといけないと思いました」としみじみと話した。

 作品は昨年1月に死去した写真家・篠山紀信氏が1972年から1995年にかけて撮影したものや、出演映画124作品の印象的なスチール作品などを収録。「一生懸命心を込めて作った写真集。80年の宝物ですね」と完成を喜んだ。

 吉永は質問コーナーの中で、「てっぺん-」の撮影中に肋骨を骨折したと告白。「撮影で富士山の麓のペンションに泊まった時、朝3時半に目覚ましが鳴ったので、目覚ましを止めようと思ってドンとひっくり返って、肋骨(ろっこつ)を折ってしまったんです」と明かし、会場をどよめかせた。

 当時、6週間は運動してはいけないと医者から言われたというが、撮影を続行。「もし、大腿(だいたい)骨だったら撮影できなくなっていた。転ぶことのないように、しっかりしなきゃ」と言い聞かせた。次作に出演すれば125作目。「できればまた元気で映画に出演して、見ていただける作品を作りたい」と衰えぬ情熱を口にした。

 トークイベントでは「てっぺん-」になぞらえ、俳優人生は「今、八合目」と表現。近年は映画撮影なども多かったこともあり「2年間、厳しい撮影もしてきまして、疲れもあるかもしれないので、体のケアをして次に進めていきたい」としつつも「確かに八合目から富士山を見渡すと大変だけど、これから人生、面白いと思うんです。八合目、九合目と自分で考えながらアクティブにいきたいです」と決意を示した。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

芸能最新ニュース

もっとみる

    主要ニュース

    ランキング(芸能)

    話題の写真ランキング

    写真

    リアルタイムランキング

    注目トピックス